コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

幻影を見せられたのは誰か

「冨安由真展|漂泊する幻影」(神奈川芸術劇場(KAAT))観賞感想。昨日行ったばかりだけど明日で終わってしまうので、急いで書いちゃう。 さて、本展ノーマークだったのを友人に勧められて見に行ったが、まずは行って良かった。だけどこれ、感受性豊かな人…

2020旅メモ+私的絶景

例年通り、あんまり1年は振り返らないけど旅と本は別腹、ってことで旅振り返り。 例年なら15〜20回は(日帰り、近距離含め)旅をしているワシだけど、今年は7回。あれ?例のアレで5回くらいかと思ってたけど、意外に行ってた。まぁ上野の宿とかもあるけど。 …

キュレーターの素晴らしさ

「日本美術の裏の裏」(サントリー美術館)鑑賞感想。 良かった、すごい良かった。もしかしたら最近見た中でも一番かも。 別に国宝級の作品が来てるとか、初展示のものがあるとか、そういうことじゃない。見せ方の切り口、解説文のセンス、空間の作り方、す…

What is 東京

「MANGA都市TOKYO」(国立新美術館)鑑賞感想。とっくに終わってしまったけどログしとく。 さて本展。「東京」を軸に、主にマンガやアニメやゲームのパーツとしての東京を追った展示。 うーーーん、面白い、面白いんだけど、なんだこの違和感。何か解せない…

観るよりスマホ

東京都現代美術館で、現在(今週末まで)開催中の企画展三展をはしごしたので感想。 https://www.mot-art-museum.jp ▼ その1「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」。 とりあえず身もふたもないこと言うけど、光系のアートは映えるな!どの部屋に入…

メ芸2020

第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展行ってきた感想。会場は今年も日本科学未来館。無料だけど、時節柄事前予約制、と言っても会場入口でも予約出来てるようだけど。 https://j-mediaarts.jp ▼ 毎年どんどん分からなくなるアート部門は、今年も順調によく…

10年目のはやぶさ

小惑星探査機「はやぶさ」の帰還から今日で10年、というのをtwitterで拝見して、記憶の扉がぶわっと開いたので、また今日も思い出話。 2010年。ニコニコ生放送のプロデューサーの一人だったワシは宇宙系の案件をほぼ全部担当していて、いつぞやも書いたよう…

宇宙兄弟と、千葉の兄弟

ケネディ宇宙センター、2010年4月5日6時21分(アメリカ東部標準時)、スペースシャトル「ディスカバリー」号リフトオフ。日本では同日19時21分。兄貴はこの打ち上げを見てくれているかな……辺りを包む熱風を浴び、遠ざかっていく噴射煙を見ながら弟は独りごち…

記憶と記録〜テッド・チャン「息吹」より

テッド・チャン「息吹」収録の「偽りのない事実、偽りのない気持ち」を読んで動揺というか激しく心揺さぶられたので衝動的に書き記してみる。※書いてから読み返したら、飛躍している部分もあるけど、衝動ってことでご容赦。 本作、自分の生活を生まれた頃か…

読書録2019

本と旅だけは一年を振り返るトモサクさん。 -----‪2019年の読書メーター‬‪読んだ本の数:89冊‬‪読んだページ数:26498ページ‬‪ナイス数:2482ナイス‬‪★去年に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/463647/summary/yearly‬‪----- 文字本は70冊…

2019旅メモ+私的絶景

1年を振り返って、ってあまりやらないんだけど旅と本は別。ってことで今年の旅を列挙してみて、ついでに私的絶景を再掲してみる。 なんか最近、絶景にお目にかかることが増えた気がするけど、単に旅の回数が多いからか、見つける感性が伸びてるのか(自己満…

これは展示か演劇か〜【ネタバレあり】「目 非常にはっきりとわからない」鑑賞記

「目 非常にはっきりとわからない」展を見に千葉市美術館へ。何かと話題で、SNS上では暗黙のうちにネタバレ禁止が合意され、最終的にはチケットを求める人の列が2時間に達したという(ありがたいことに事前にチケットは手に入れてたので入るのには並ばなかっ…

見立てと駄洒落

千葉そごうで今日から始まってた「MINIATURE LIFE展 -田中達也 見立ての世界-」鑑賞。 twitterで食べ物や日用品を使ったミニチュア写真を精力的に発表している田中氏の、写真やミニチュア実物を多数展示。https://twitter.com/tanaka_tatsuya 見立て、って…

海に面した美術館

猿島の暗闇の美術島から、三週間ぶりの横須賀。人生、こんな頻度で横須賀に来たことがあるだろうか、いや無い(反語)。 なんていうと横須賀近辺住まいの友人に怒られそうだけど、メインの用事は夜なので、一度来てみたかった横須賀美術館来てみた。今の展示…

ゴッホ展〜ハーグ派から印象派への作風の変化

近年、小説や漫画の題材としてよく見かけ、以前より気になってたので「ゴッホ展」行ってきた。上野の森美術館。 画家として生きていこうと決意してからの作風の変化を見ていける展示なのだけど、小説漫画で読んだアレがこの辺で影響してるのかなぁ、なんと思…

渋谷今昔物語

昭和女子大学内、光葉博物館にて「羽化する渋谷」展をやっていて見に来た。新宿駅の巨大立体模型や山手線全駅の立体模型を造られた田村研究室さんの展示。 ‪したら、いきなり渋谷駅全路線の発車時刻をプロッティングして「時刻譜」としている展示があって頭…

お値段以上?似鳥美術館

小樽芸術村は、お値段以上なニトリが運営する複合アート施設(創業会長が似鳥さん)。 主要な館が三館あるけど、全部巡ってみようと、まずは旧北海道拓殖銀行小樽支店を使った「似鳥美術館」に往訪。 ステンドグラス、ガラス工芸品、日本画、西洋画、版画、…

名作vs現代美術

箱根は仙石原方面にあるポーラ美術館、そこで初の現代アート展をやるってんで初めて行ってみた。「シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート」は、モネ、ピカソ、ロダンなどの作品をベースに現代アーティストたちが再解釈、再構築した作品が並ぶ。なお…

無人島、暗闇の美術島

横須賀は三笠公園の沖に浮かぶ猿島。昼間はBBQ、夏なら海水浴で賑わい、また弥生時代の人の痕跡や、明治時代に置かれた砲台や戦闘拠点の遺構もあるが、夜は無人島になる島。その夜を使って開かれている「Sence Island -感覚の島- 暗闇の美術島」に来てみた。…

ミステリークロック

“ミステリークロック”って知ってる? 文字盤が透明で、時針分針が宙に浮いているように見える置き時計。宝飾メーカーであるカルティエが20世紀初頭に考案した不思議なアイテム。 引用、参考: https://www.cartier.jp/ja/%E3%83%A1%E3%82%BE%E3%83%B3/%E3%83…

極音・銀河鉄道の夜

映画「銀河鉄道の夜」極音上映にて鑑賞。杉井ギサブロー監督の、キャラクターが猫中心のアニメ。 やー、関係者全員頭おかしいな!(誉めてる)改めて見ると、銀河鉄道の夜の原作も相当へんてこな話だし(誉めてる)、これを猫キャラで描いた漫画も変だし(誉…

現代美術と文学性

国立新美術館「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」往訪。狙ったわけじゃないのに、行ったのが文化の日で入場無料だった! 展示の解説にこんなことが書かれている。 【古代ローマの詩人ホラティウスが『詩論』で記した「詩は絵のごとく」という一節は、…

デザインタッチ

昨日見たもののうち、今日で終わるものから書いておこう。 六本木の東京ミッドタウンで「デザインタッチ」って祭典が開かれてて、全部追おうとするとこれまたとんでもない情報量なのだけど、とりあえず絞って、「六本木カラー渓谷」「グッドデザイン賞受賞展…

スタシス展@武蔵美

ポーランドの大好きなアーティスト、スタシス・エイドリゲヴィチウスの美術展「イメージ—記憶の表象」が、ポーランドと日本の国交樹立100周年を記念して武蔵野美術大学で開催されている……というのをスタシス仲間から聞いて武蔵美に来てみたら、学園祭(芸術…

禅と庭のミュージアム

広島県は福山市にある「新勝寺 禅と庭のミュージアム」がおかしい。 ・現代アーティストが手がけるインスタレーション・ピエールエルメとコラボした焼き菓子・浴室があってしかも入れる 前情報だけでお腹いっぱいだけど、ここを知ったのは、一昨年の正月に見…

ブラタモリ「熊野の観光」私的まとめ

※大斎原大鳥居周辺。ここだけ広い中洲。 NHK・ブラタモリ「熊野の観光」視聴。テーマは「熊野観光の“深〜い”魅力とは」だったが、テーマを見て地殻や火山活動が絡むだろうという察しは正しかった。それらが産み出した様々な観光資源の由来を辿る。 串本の橋…

ブラタモリ「熊野」私的まとめ

NHK・ブラタモリ「熊野」視聴。テーマは「なぜ熊野は日本の聖地になった?」。 舞台はワシも何度か訪れている熊野三山。都である京都からは300km離れているが、蟻の熊野詣でと言われるほどに参拝者が多く、そこには誰もが訪れたくなった理由がありがたい理由…

赤城山登山

昨日。「朝5時に起きられたら赤城山登りに行こー。でも前夜もしこたま飲み食いしてほぼ終電で帰ったから起きられるワケないよねー」と思ってたらまさかの3時半に目が覚めてしまったので、予定を早め4時半に家出て電車とバスに揺られて4時間半。 赤城山登って…

ブラタモリ「阿寒・摩周」私的まとめ

NHK・ブラタモリ「阿寒・摩周」視聴。テーマは「“色”とりどりな宝の秘密とは」。先に書くがこの色とりどりとは「摩周ブルー」「黄色い硫黄(硫黄山)」「純白のエゾイソツツジ(硫黄山近辺)」「緑のマリモ(阿寒湖)」そして「黒い滝」であった。さて、それ…

ブラタモリ「釧路湿原」私的まとめ

NHK・ブラタモリ「釧路湿原」視聴。 ※釧路湿原(撮影筆者) テーマは「世界に誇る釧路湿原のスゴさとは」。釧路湿原はたぶん3~4回は行ったことがあるが、その広大さと、鉄道に乗りながらの左右の風景は日本でも類を見ない絶景だと思う。 そんな釧路湿原は、…