コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

同人誌

仕事の年賀状の宛名書(入力)も終わっていなければ、プライベート年賀状のアイデアも浮かんでいないトモサクです、こんにちは。


うーん、例年プライベート年賀状は失笑を誘うネタをかまそうとするんですが(例:昨年)、今年はどうにも面白いものが思いつかない。思いついているものは面白くはない。まぁ、別に年賀状に面白さを求めることはないんでしょうけどね……。


いっそ、mixi年賀状ニワンゴちゃんイメージで送っちゃおうかなぁ。
http://order.mixi-nenga.jp/create/edit_message?tempid=550



昨夜は、ワシの主宰する「倶楽部29」今年最後の月例でした。肉も、肉以外も美味しい鉄板焼きで、今年の肉を締めくくれたと思います。いや、個人的にはまだ今日も明日も肉食うかもしれんがね。





(写真、1枚目:伊勢エビ、2枚目:ステーキ。3枚目:ウインナーとスズキ)


しかし……さすがに食い過ぎ飲み過ぎたかな。伊勢エビとか、ステーキとか、ワインボトル二本とか、みんなで調子に乗って頼んでたら、ぐるなびのお店サイトに書かれた予算を大きく上ブレしました……じ、自重、、、できない、か(開き直り)。



今日まで、同人誌即売会コミケでしたね。


ワシとコミケとの関わりはあるようで薄くて、高校〜大学の時は、友人のサークルの売り子or陣中見舞いとして参加。その頃は、その本に小説を寄稿してたりした黒歴史(いや、楽しかったがw)。あとは、別の友人がなんか幹部みたいなことをしているってくらいか。……もっとも、初めて『コミケと知らずに』行った中学の時は、衝撃体験をしましたが……。


でまぁここ数年は、仕事的な意味で関わっております。今回も勤務先の子会社が、企業ブース出典をしていました。nc動グッズの販売や、某大会議で使った某氏の胸像(参考)も展示してました(もちろん、落書きされたまま)。ま、三日間通じてワシは行きませんでしたが(ぉ)。


知っている方がコミケ初出展、ってことで制作秘話を含めた記事を書いておられて、ああ、同人誌作るのって大変だよね、って思い出がよみがえりました。


同人誌作りは甘くない 「焼き肉焼き鳥恋物語」ができるまで
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0812/29/news020.html


えぇと、ワシはコミケに出展したことはないし(アーティスティックな本を作った時に友人に委託したことはあるけど。コミケと客層違いすぎるのに、10冊くらい売れた不思議)、同人誌を買うこともまずないのですが、同人誌を作ったことは数多くあります。主に大学時代のお話し。


ワシの通っていた大学、日本大学芸術学部の文芸学科ってとこは、1年次からゼミがあって、各ゼミで「ゼミ雑誌」と呼ばれる本を一冊作ることが、年間の履修のひとつでした。ゼミの傾向によって多少差はありますが、載っかる作品の8割は創作。まぁ、基本的に小説書きを目指す人が多い学部ですから然もありなんではあるのですが。


で、ワシは1年生の頃から、このゼミ雑誌の編集担当をしてました。自分のも含めて全員の原稿を集め、必要に応じて整形し校正もし、装丁を考えて紙を決めて、印刷所に出す、ってのが基本的なフロー。文章が主ですから、だいたい版型さえ決まってしまえば後は印刷所に従う流れ作業みたいなものでした。


が、時は1996年。ちょうどパーソナルコンピューターによるDTPが本格的になり始めた頃かと思います。当時、学科にはMacintoshが何台か入り、またDTPやデザインソフトが入り始めており、ワシはそれを使ってDTPを手習いで始めました。最初は、PageMakerというソフトを使ってシンプルに作っていましたが、その内IllustratorPhotoshopも使い始めて、徐々に凝ったものを作り始めました。


2年生になるころ、ゼミとは別に一冊の同人誌を同級生と作ります。一応、初代編集長、なのか。創作文芸だけでない、エッセイやコラム、マンガや写真も入った、なんだろう、総合芸術雑誌的なものを目指していた気がします。


この頃からワシは、「書く」ことよりも「編む」ことの方が楽しくなっていたようです。


で、ここで大きなポイントは、マンガ(イラスト)や写真をDTPでいかに綺麗に出すか、ということ。基本的な知識はだいたいここで身につけた気がします。そのせいか、2年のゼミ雑誌も、ワシのページだけイラスト(友人に書いてもらった)あり、フォトエッセイあり、といった、「作家」よりも「編集」、あるいは今でいう「アートディレクター」的な作業を楽しんでました。


3年生になっても、なんかいろいろ同人誌を作ったり、あるいはそこから派生してポスターとかパンフレットとかを作るのが楽しくなってきて、芸術祭のイベントポスターや友達の演劇の販促物とかを作るようになってたんですが、それが金になる、ってことに気付いたのが大学4年生になるやならないやの頃。


ということで、ワシは就職活動もせず、(法人化はしませんでしたが)起業的な感じで、デザインとかイベントとかを請け負うワーキンググループを学生時代に作っちゃったワケです。まぁ、甘っちょろくやってたせいで、大学卒業後は2年くらいしか食えず、その後、今の勤務先に入社することになるわけですが。


好奇心で始めた同人誌製作が、一時期とはいえ仕事になっていたんだなー、と感慨です。今の仕事でも、販促物やポスターなんか、時間がないと自分で作っちゃったりしますもんねー。まさに昔取った杵柄ですなぁ。