【無茶修行4】予定外、予定変更
早朝6時過ぎ、燕三条駅からの弥彦行きに乗ったところで思わぬトラブル……っていうかホテルに忘れ物。すぐに次の燕駅で駅前にタクシーのいることを確認して下車、ホテルに戻ります。戻りながら、さてこれをどうリカバーするかをシミュレート。
ここに来て弥彦に行かない、という選択はありえないので、取り急ぎ思い付いたのは三つ。
1.タクシーで弥彦駅まで行って、当初の予定通りに復帰する。
→金は仕方ないとしても、今乗ってるタクシーの運ちゃんに聞いた感じ、時間的にもギリギリっぽくリスキー。
2.次の燕三条発で弥彦に行って、上越新幹線で東京経由で、次の修行場【甲府】へ。
→実は当初予定よりもこっちのルートの方が時間的には早く甲府に着く。でも、可能な限りルートの重複なくより多くの国を盗りたい。
3.次の燕三条発で弥彦に行って、当初予定と同じルート、直江津−長野−松本経由で次の修行場【甲府】へ。
→乗り継ぎと列車種別が悪くて、3時間くらい差が出そう。出発地点では1時間差なのに!
しばし悩みますが、ここで天啓。今回のルートを調べている時に時刻表サイトで、吉田駅(燕三条と弥彦の中間くらいの地点)発の弥彦行きが始発の隣に書いてあったはず!
果たして調べてみればやはりその列車はあり、それに乗れば弥彦を出る当初予定の列車に間に合います。そして吉田駅ならタクシーで行っても間に合いそう!
ということで無事リカバーでき、九箇所目の修行弥彦神社を制覇。
弥彦線を東三条駅まで出て、特急北越に乗車。結局前夜も3時間くらいしか寝られなかったのでうつらうららか舟を漕ぎつつ、柏崎を過ぎたあたりからは荒波弾ける日本海を眺め、中越沖地震で大きな被害を受けつつ復旧した青海川駅を通過して、直江津へ。
直江津では30分近くあったものですから、寒い中、ついカッとなって駅前てニシンうどんを所望、さらに車内用に駅弁「カニずし」を所望。食べながら、普通ながらリクライニング座席の「妙高」で北アルプス沿いを長野まで南下。
ここでちょっと思い付き。東京着が18時過ぎってことは、このあたりを観光する時間があるのではないかしら……ということで、長野か松本をブラつこうと考え、松本は結構ちょくちょく行くので今回は長野をチョイス。そして、恐らく15年ぶりくらいの善光寺参り。
参道を歩いて30分程、高校生の頃の記憶とはまた大きく町が変わっていましたが、善光寺は変わらずに威光を輝かしていました。や、国宝だから下手に変えられないのもあろうけど。
参拝の後は食い気。というワケで行きがけに気になっていた十割蕎麦の店「大善」の暖簾をくぐります。蕎麦と揚げソバがき、ソバ団子を所望。蕎麦そのものはサッパリしていてつるつる、上品な味わいで美味しいですが、ワシにはもう少し蕎麦の風味がしても良かったかも。ツユの味わいが美味。揚げソバがきとソバ団子は中々の逸品。ビールのつまみにナイスです。
バスで長野駅に戻って、14時発のしなのに乗り込みます。二時間の短時間でしたが、長野の町を楽しみました。
……しかし、武者修行で提示された寺社にはひとつも行っていないのに、そうでない善光寺だけ参拝してるとか、どんだけかと。