コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

50年×20年

というわけで、昨日の午前中は、


天皇皇后両陛下御結婚50年記念 及び
天皇陛下御即位20年記念
春季雅楽特別演奏会


に行ってきました。


昨日の日記で「一生に一度」なんて言ったのはそんなに誇張でもなく、春季の会は関係者からの招待券以外では入れない超レア会(秋季は公募)。さらに今年は50年記念と20年記念が重なった会だから、楽部の方々もいつも以上に気合いが入っているのだとか。


まぁそんなこんなで縁あって招待券をいただくことができまして、皇居内でも普段は入れない式部の建物へ。ちなみに、もちろんですが皇族の方々は別の会(前日の会)でご覧になっており、この日は下々のみであります。


演目は、どちらも舞楽ですが「太平楽」「八仙」の二曲。太平楽は、甲冑装束をまとい、鉾はまぁ珍しくないですが、なんと太刀を持って舞うという、わりかし珍しい演目です。抜刀の瞬間なんかはやはり見せ場です。八仙は、鼻に鈴がついた珍しい面を被って舞います。手を繋いでグルグル回るところとか、少し学芸会を思わせるユーモラス感もあります。


と舞も素晴らしかったのですが、何より感動したのは演奏される雅楽。本当に気合いが入っていたのか普段からこの演目ではそうなのか分かりませんが、とんでもなく迫力がありました。雅なのは変わらないんですけど、同時にこれだけ勢いのある演奏って初めて聞いた気がします。すごかった……。


良いものを堪能させていただきました。招待券をくださった友人に感謝。一番良い席を取りたいからって、朝8時に竹橋に呼び出されたのも水に流そう(ぇ)。


ちなみに、会場ではその友人は歩くたびに誰かと挨拶する勢いで、ある意味で狭い世界なんだろうなぁ、と妙な感心。