コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

ノスタルジック・カフェ

ワシが学生時代を過ごした街、東京・練馬区の東の端、江古田。といっても、江古田という住所は中野区のものでして、この界隈は西武池袋線の江古田駅があることを以って「江古田」と呼ばれているのですが、ここは、母校である日大芸術学部の他、武蔵大学、武蔵野音大と、ちょっとした学生街を形成しています。


そんな中、30年近くに渡って街を見続けてきた喫茶店が、駅の北口、小竹通り沿いにある“カフェ・ド・トレボン”。ワシが日本で一番好きな喫茶店です。下はお店の紹介をしているページ。8年近く前のものですが。

祝 カフェ・ド・トレボン開店20年!!(2001年12月29日)
http://www.ne.jp/asahi/yasuyuki/koseki/coffee_1_yyyymmdd/coffee_1_20011229.htm


このトレボンが、今日30日を以って一時休店する、という連絡を昨日友人から貰いました。


大好きな江古田の街を構成する大好きな場所が、またひとつ、失われた気分です。昨今では、年に1〜2度しか江古田に行ってはおりませんが、大学時代に足しげく通ったワシをいつまでも覚えててくれていて、行けば「お久しぶりですね」と迎えてくれる、大切な場所。


とはいえ、“一時”休店とあるように、駅前道路拡張工事の一環としてお店の一部分だけを改築する模様で、それが終わったら再び営業を開始するのだとか。しかし、30年の歴史が染み付いたアンティークな店内の雰囲気はどうしても変わってしまうんだろうな……という、ノスタルジー。

江古田日和
http://www.ekodabiyori.com/?p=4194


ただ、ひとつの嬉しいお知らせは、連絡をくれた友人は昨日お店に行ったのですが、そこで住所を教えておけば、再開の時に葉書をくれるんだとか!早速書いておいてもらって、ワクテカしながらその報を待ちたいと思います。


このお店は、珈琲の味やお店の雰囲気もさることながら、マスターの優しい人柄が魅力だったりします。故に、この休店に際して挨拶に行けなかったことはワシにとって残念ですが、朝から晩までお店を切り盛りして盆暮れ以外にこれといった定休日もない、いつもそこに行けば迎えてくれていたお店とマスターには、この機会に少しお休みをして欲しいな、と思います。


そしてまた、大好きな街の大好きなお店で、いつものように「いらっしゃい」と迎えてください。