PRESS! PRESS START
大地の芸術際のアレコレはまとめに時間がかかっているので先延ばしにして、やはりこの日曜日に行っていたコンサートのお話し。
昨年に引き続きお誘いいただいて、「PRESS START」に行って参りました。これは、様々なジャンルのゲーム音楽をオーケストラで演奏するってもので、コーディネーターも業界の第一人者ばかりです。個人的にゲームが好きだってのもありますが、ゲーム音楽ってのは映画音楽同様いろんな物語に結びついていたりする、人の思い出とシンクロする音楽のひとつだと思います。
PRESS START
http://fami-web.jp/pressstart/
仲間8人で行ったのですが、席は4人+4人に分かれて、ワシらの座った席の真ん前に見たことのある方が……って、このイベントの特別協賛、エンターブレインの浜村社長(浜村通信)じゃないですか!なぜ来賓席じゃなくてフツーの客席にいるんだ(←そこじゃないw)。まぁ、一行の中に知己の人がいたんで、軽くご挨拶など(ワシも仕事などでお会いしたことはありますが、まぁ覚えてはいまいw)。
そんでコンサートですが。セットリストにあわせて感想的な何かを書いていこうかと思いつつ、ゲームが好きと言いながら最近は年に数本も遊べば良い方なので、やっていないゲーム、あまり知らないゲームは軽くあれでこれ。
『ペルソナ4』
全ての人の魂の詩/Reach Out To The Truth/記憶の片隅
いきなりやってないタイトルキター!戦闘(らしい)曲のかっこよさはよく分かった。
『スーパーマリオブラザーズ』
「スーパーマリオブラザーズ」メドレー
今回の(個人的)本命のひとつ。とはいえ、海外のオケコンでやっている映像を見たことはあるんですが、今回は本当に基本の、地上面(1-1とか)、水中面、地下面、城面のメドレーで、聴き応えはバッチリ。まさに、小学生の頃に猿のようにやって耳に染みついている音が、3音ではなく豪華なオーケストレーションで耳に入っている贅沢を味わえました。でも、地下面の地味さは異常。
『弟切草&かまいたちの夜』
レクイエム (かまいたちの夜)/悪夢 (かまいたちの夜)/館までの道で (弟切草)/奈美の思い出 (弟切草)
今回の(個人的)本命のひとつ。チュンソフトのサウンドノベルはネ申ゲーと崇拝してやまないワシなので贔屓の引き倒しですが(一部除く)、かまいたちのオープニング曲(レクイエム)が始まったら、もう“ぞわわわ”と鳥肌に近い何かが体を駆け抜けます。あの曲は、カノンのようなボレロのような、静かな調子から徐々に音が絡まって展開されていくので、まさにオーケストラの真骨頂な気がします。もちろん、弟切草の曲もしびれまたのですが、これこそ、物語と音楽が直結しているなぁ、と実感しました。
ただ、全体おとなしめの曲ばっかりだったので、盛り上がってきた時の曲がひとつくらい欲しかったなぁ、というのだけが残念。あるいは、誰かボーカルを用意して、香山さんのテーマを歌わせるとか(ぉ(マニアックすぐる
『幻想水滸伝』
幻想の世界へ
んー、タイトルは当然知っているんですけど、恐らくやってないな、このタイトル。
『"ファミコンここまで出てるのに"メドレー』
聞いたことあるけどこれなんだっけ、という曲をメドレーで流し、正解はモニターに、ヒントでピント風にモザイクが晴れていくことで分かる、という趣向でした。迷宮組曲は、音楽は分からなかったのにモザイクのかかった画面を見てすぐに分かった、という、地味なマニアックっぷりを発揮。あと、最後のディスクシステムの起動音は懐かしすぎ&不意打ちで良かった。
『ポータル』
Still Alive
これも、ゲームはやったことはありませんが、桜井さんによるゲームプレイが挟まれてて、それがまた面白そうなシステムで……でも、難しそうだからワシはやらない(何)。歌詞付きの曲らしく、訳詩を歌ってましたが、(説明のあったゲーム背景を加味すると)結構シュールで面白い曲でした。
『大神(OKAMI)』
始まり/両島原 其の二/「Reset」〜「ありがとう」バージョン〜
想像してください。白の上下のスーツに、キラキラと光る赤シャツをインナーにキメている、まるでホストを彷彿とさせるイケメン。彼が和楽器である尺八を手にし、体全体を使って演奏&表現しているさまを。
もうね、ずるい。全部持ってった。演者には悪いですが、その恰好のあまりのシュールさに笑いが止まらず、彼の一挙手一投足に注目していたら、大神の曲として聞くことを忘れてました。まぁこれもやったことがないタイトルなんですが(ぉ)。
『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』
ZERO
今回の大本命。これを聞きに来たといっても過言ではない。という期待度満点の一曲でした。が……えぇと、ワリと皆さんと方向性の違う感想になってしまうのですが、素人の拙い耳が感じた他愛ないものですのでご容赦のほど。
オーケストラに、フラメンコギターとソプラノボイスを合わせての演奏でしたが……うーん、この曲のギター、リアルで弾くと難しいのね。というのも、音飛び、リズムずれが結構何箇所か気になってしまい、何故か、オーケストラの音も薄く感じてしまい、ゲームの時の重厚さが失われていたような気がしました。その理由は、SEがないからとかって話ではないはず。
と、ちょっと首を傾げながらの拝聴でしたが、ソプラノコーラスが入ってきて、ようやっと鳥肌タイム。音の厚みを感じることが出来ました。取りあえず、コーラスの高橋織子さんは俺の嫁(結婚を前提とせず)。や、なんか必要以上にフェロモンの出ていた方だったな、と。変態か、ワシは。
期待値が高かった故か、若干残念な印象に終わってしまいました。むぅ。
『リズム天国』
忍者
リアルリズム天国、とでも言いますか、会場からお客さんを選んでステージに上げて、リズム天国の「忍者」に合わせてパフォーマンスをするといった会場一体型企画。ってワシ、リズム天国もやったことないんですけどね。ただ、曲は聞きやすく、こういう地味な良さが人気ゲームの秘密だな、と思ったりしますた。
『ファンタジーゾーン』
メドレー1(ラウンド1〜3、ボス、ゲームオーバー)/メドレー2(ラウンド5、ショップ、大ボス、エンディング)
本命以下略。これは間違いない。まさに往年の名曲をオーケストラアレンジで妥協なく仕上げていました。映像が、各音楽の流れるシーンをスライドショーしていたのですが、ラスボスのところで、忘れていたラスボスの正体とそれを倒すのに苦労したことを思い出して、ホントに、全俺が鳥肌。
『俺の屍を越えてゆけ』
花
『テイルズ オブ レジェンディア』
melfes〜輝ける青
あー……アンコール前の二曲は、どちらもタイトルは知ってるけどやったことの無いもの。オレシカは歌唱付きで、歌っている方が可愛らしくて和んだ。テイルズは、名曲が多いとは聞いてましたが、確かに良い曲でした。記憶とシンクロはしないけど。
で、この先はアンコール。
『ファイナルファンタジー10』
ザナルカンドにて
キタワーーーーーーー!まさかのFF10。これは素晴らしいの一言。まさに泣きの一曲でした。ていうか、この曲終わりで出てきた作曲者の植松信夫氏がガチ泣きしていて、音楽の、生オーケストラの持つ表現力ってすごいなぁ、と得心したのです。
『星のカービー』
星のカービーメドレー
あ、そういえばカービーシリーズも、一回もやったことないんだった!動画で音を聞いたことはあr(ry
そんなこんなの二時間の宴。いろいろ感じるところありの、充実の時間でございました。
で、その後酒でも飲みに行こうかと思いきや、ワシ以外の7人は皆モンハントライユーザーということで、みんなそれぞれの家に帰ってオンラインで遊ぶってことになってました。ある意味、すごい時代だなぁ。まぁてことで放置されたワシは、江古田に行って天下一品食ってビール飲んで珈琲飲んで帰ってきました、とさ。