コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

上野の森に、伊勢参り

ミュージカル「RENT」(http://www.rent2009.jp/)。今日の当日券は……


完全敗北。


昨日よりは早く行って、整理券番号も昨日より少し早い91番だったんです。で、BTシート抽選では、昨日以上の266人が挑んで、93番や19番は出たんです。確率的には「惜しい」は無いのでどうでも良いことですが。で、整理番号順の当日券になったら、やっぱり目の前には60人以上の人。で、今日の当日券は40枚弱というご無体な宣告。それでも最後までいましたが、今日は前に20人くらい挟んで終了。


もう良い!有休取って平日にトライする!(そっちにキレた)


……か、ヤフオク、かな。



そんで今日もRENT用に取っていた時間が空いたので、仕事の前に、赤坂から千代田線で根津へ。東京国立博物館に向かう算段でしたが、駅を降りてすぐのところにトンカツ屋があったので、取りあえず昼飯にとぶらりと入りましたるが「信濃屋」(http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13003555/)。よくある下町の飯屋ふうでしたが、これが意外に美味しかった。上ロースを塩でいただきましたが、柔らかくもジューシーな肉の旨味が広がる広がる。食べログやYahooグルメの口コミはワリと散々ですが、ワシの口には合いました。


そのまま、谷中の町並みをあるいて上野の森へ。このあたりは、歩いているだけで楽しいですね。興味深いお店、家、その他建築物、と味があります。と、ぽつりぽつりと雨が降り始めて、上野の森にたどり着いた頃には、木々から浴びせられる蝉時雨と、天から浴びせられる時雨。


さて、東京国立博物館に着きまして、向かった先は「伊勢神宮と神々の美術」展。
公式サイト http://www.iseten2009.jp/
博物館のページ http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=6503


ぶっちゃけきっかけは、これまたお取引先から頂戴した招待券だったりするのですが、とはいえ一応これでも神主(心得見習)ですし、伊勢神宮は大好きですし、次の式年遷宮のための「お木曳き」を見に2年前は伊勢参りもしてしまいましたし(リンク先はmixi http://mixi.jp/view_diary.pl?id=426163215&owner_id=65677)、ある意味必然的に見に行きました。


が、ここで持ってきていたチケットが、招待券ではなく割引券だったことが判明。しまった!持ってき間違えてた!ま、まぁこれも式年遷宮への寄付だと思い込めば安いものよ……(涙ながらに)。


で、展示ですが……素晴らしかったです。ニュアンス的には、声のトーンを抑え気味にした「素晴らしかった」です。ていうか、つくづく自分は神主(心得見習)だなー、と思いました。仏式のアレコレや西洋宗教のアレコレを見るのも好きですが、結局一番引かれるのは神道の様式なんだなー。


基本的に、式年遷宮って行事を核に据えて、それにまつわる神宝はもちろん、文化や風俗なんかの側面からも様々な展示品が並びます。で、つい今回は借りてしまった音声ガイドの声は、なんと美輪明宏さん。確かに雰囲気が出ていますが、これもしや、もののけ姫のモロでh(ry。や、でも語りの部分では、ついその話に涙ぐみそうになる場面もありましたよ。


涙ぐむと言えば、まさか自分が神宝やら太刀やらを見て涙ぐむことになるとは思いませんでした。なんだろう、神主(心得見習)とは言っても、霊的なものは全く感じない人間ですが、それでも感じ入るものがあったんですよね。別にオーラとかそんなんじゃなくて、ものに込められているであろう思いに想像を巡らせて、感じ入ったんでしょうかね。


他にも、神仏習合って思想は素晴らしいなとか、やはり日本は天皇家の元に連綿と続いてきた絶大な文化があるなとか、「古式に則り新しく瑞々しく神を迎える」式年遷宮は日本人の思想の核たり得るなとか、恐らく語り出すとキリがないのでこれくらいにしておきますが、とにかく、良いものをみました。そして、今年もある式年遷宮の行事「宇治橋渡始式」に行きたいなー。


式年遷宮公式サイト(何w)
http://www.sengu.info/


でまぁ、なんども言うように素晴らしい展示でしたが、これだけは言っておきたい。


伊勢神宮の紹介ビデオのBGMがなんで「Ombra Mai Fu(オンブラマイフ)」なんだ!そこは雅楽だろ常考(笑)。