コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

友の会

「お金をもうけろと言われたので……」 DPZにも不況の波!? 有料「友の会」オープン
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0909/28/news040.html


ああああ、デリポタスキーとしては入らざるを得ない!(最近全然読んでなかったけどな)


デイリーポータルZ友の会」のごあんない
http://portal.nifty.com/tomonokai/


で、早速それをネタに入会者数のリアルタイム更新とかしてるしw
http://portal.nifty.com/2009/09/28/d/


ただまぁ、ネットとマネタイズ、ってのを考えるときに、案外笑ってばかりもいられないな、と思うわけです。


ネット上のサービスは無料が当たり前。この信仰は根強く、その背景にはテレビ番組が基本的には無料で提供されてきた文化があるのでしょうが、それを支えてきた広告マネーは、ネットもテレビも単価、本数ともに下落傾向。サービスの開発・維持ができない状態に追い込まれるものも少なくないのは、最近の報道ではよくある話。


人は、ハード(テレビやパソコン)には金を出しても、ソフト(アプリやコンテンツ)には金を出さない。


言い方を変えれば、インフラには金を出すんですよねー。プロバイダ料金を払っているようなもので。ただ、そのうえで楽しむサービスを、ずっと楽しんで行きたいなら、やはりソフトに金を払う文化……というか、個々人の意識の変化が必要。作っているのは人間ですし、その背後には生活がありますから、ね。


一番怖いのは「誰もお金を使わなくなる」社会。経済活動そのものが縮小し、社会全体が停滞してしまいます。


もっとも、こんな議論はしつくされてもいるんですが、かといっていまだに有効な解決法がないのも事実。さらにいうなら、生活必需と余暇で分けて考えるべき問題でもありますが、とかくネットでソフトでお金を生み出すのは、難しいことなのです。


デリポタの話に戻しますと、これも、ワシのようなファン(記事によれば「友」)はまずもって飛びつくでしょうが、その人数には限りがあるでしょうし、記事中にある人件費を賄うにはまったく足りないでしょう。それでもサービスを続けられるのか否か(ってそこまで切羽詰まっているようではないですが)。


「面白いものを続けるためにどうするか」クオリティ面でもコスト面でも、エンターテイメントの持つこの命題は、中々に根深いものです。