コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

レイトン教授と神楽坂の肉

昨日、今年最後の29日(肉日)ということで、急遽思い立って肉を食べに行くことに。ちょっとお声かけさせていただいたら、6名くらいにお集まりいただき恐縮至極。


で、肉会の前、ちょうど良い時間に上映があったので、見なくても良いかなー、と思いつつもやっぱり好きだしなー、ということで、映画「レイトン教授と永遠の歌姫」を観劇。ネタバレは無しで書きますが感想的には自分なりの見解が入りますので、先入観を持ちたくない方はこの先の「▼」まで読み飛ばしの程。
http://www.layton-movie.jp/



さて、レイトンシリーズ初の映画化作品の本作。ゲームの近作「レイトン教授と魔神の笛」とも一部がリンクしている作りですが、一応一本の映画として完結はしているのかな、という印象。もっとも、まったくレイトンの世界に触れたことがない人が見て楽しいかどうかは、ちょっと疑問符ですが。


というか、ワシの感想としては、ファンなら見ても良いかなー、という出来でした。ワシは元々、謎解き(というか「頭の体操」が好き)というところから「レイトンシリーズ」に入って、結果レイトンというキャラクター&世界観に惹かれた層なので、物足りなさとミーハー的満足感が、半々ある感じ。


で、ワシはレイトンシリーズは好きなわけですが、ずっと違和感も感じていて、そのひとつにこの映画を見て気付きまして、それは「バランスの悪さ」。


端的に言うと「これを作れるのにこれが出来ないって、おかしくね?」的な感覚。まぁそれが物語、といえばそれまでなんですけどね。あくまで物語ですから、決してリアリティを求めているわけじゃないんです。ただ、例えば悪役が「そんなことに気付かないの?」みたいなのを見せられると、悪役としての魅力、すなわちキャラクターとしての魅力が下がっちゃうんですよね……。分かりやすい、とか、ご都合主義、ってのは嫌いじゃないんですが、それがキャラクターや世界観を間の抜けたものにしちゃっているのは、「バランスが悪い」な、と思うわけで、この傾向はこれまでのゲームにもあったな、という。


で、それ以外のところとしては、演出や「謎」を絡ませる作りは良かったと思います。音楽も、ゲームとのリンクが個人的には楽しかった。シナリオは……前述のバランスの悪さが目に入ってしまって、ちょっと残念な部分もありました。後、過去のいろんな物語のオマージュ的なものが入っているので、それを感じながら見るのも楽しいかも。



で、肉会で行ったお店はこちら。


神楽坂MADOy
http://www.madoy.com/kagura/index.html
http://r.gnavi.co.jp/g896303/


前々から行ってみたいお店ではあったのですが、念願かないました。いや、念願、という程のモチベーションがあったワケでもないですが、気にはなっていたので。


取りあえず先に着いた4名でプリフィックスコースをオーダー。コースですが、メインの焼き物などを選べます。前菜の盛り合わせ(写真一枚目)で、赤こんにゃくやなんやらと中々に面白い食材&味付け。先が楽しみになる味わいです。


そんな中、アラカルトで頼んだ「京生麩のごま油焼」が絶品。ゴマ油の風味と味噌のタレが、まるでハンペンのように食べ応えのある麩を芳醇な味わいに変えます。フォアグラも頼んでみたのですが、こちらも良い具合の焼き加減で、コッテリの味わいながら表面の歯ごたえと中のトロッと感が絶妙なハーモニーです。


このあたりで残りのお二人が合流。コースとアラカルトをシェアしながらの食事。コースのほうは、「スペイン産イベリコ豚の赤つくね焼」と「地鶏の白つくね焼き 特製白味噌ソース」の、つくね赤白対決(してないけど。写真二枚目)。サッパリ酸味系の白と、コッテリソース系の赤、それぞれの良さがありつつ、好みが分かれたポイントでもあります。一つだけタコの焼き物が着ましたが、これもアクセントとしてはバッチリな味。


そしてメインの焼き物も、みんなでそれぞれ別品を頼んでシェア。「北海道直送“仔羊ロース”黒胡椒」「沖縄幻の島豚“あぐー”の岩塩焼き」「厳選黒毛和牛のサーロインステーキ」。それぞれ味の違いはあれど、どれも舌鼓は軽く打てるくらいの旨味。個人的には特に、サーロイン(写真三枚目)がお気に入り。レアに近い焼き加減ですが、素材の赤身とサシが良いのでしょう、噛み締めるほどに肉汁の旨味が口中に広がります。


〆は、コースの特製ガーリックライスに海鮮天然塩焼飯を追加。これは、どちらも濃い味だな、という印象なので、匂いを含めて濃いのが苦手だと厳しいかも。ワシは好きですが。で、途中からはワインもボトルで注文んしますが、アメリカ、ナパ・バレーのものが特に美味しかったです。


さてお会計。ぐるなび予算では5000円となっていますが、確かに「プリフィックスコース」とお酒を軽く、ならそれで済みそうではあります。ただこの日は、アラカルトもいろいろ頼んだり、ワインを二本空けたりしたおかげで、お一人様平均1万弱……や、内容的なコストパフォーマンス的には、値段相応、って感じですかね。今年の肉会〆としては満足いくものでした!



さて、今日も元気に出勤中。コミケ会場からの生中継もありましたが、会社は会社で年明け番組のためにスタッフが集まってMTG。これから某レコ社に行って深夜の生放送。明日も年越し生放送に年明けすぐにも番組がある、という目白じゃないのに目白押し状態。うひゃっほーい。