コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

サイコドクター

埒もないことを書いているので、読み流し推奨で。





昨夜、友達の家で遊んで鍋して飲んで帰って、速やかに睡眠のつもりが気がつけば漫画本を取り出しておりまして。


ちょっと前、あるところでSFの話しをしていたら「まっすぐ天へ」っていう漫画作品のことを思い出したんですよねー。SFといっても現代もので、宇宙開発にロケットではなく「軌道エレベーター」で臨もうという物語。雑誌に連載されているのを読んでいたんですが『第一部完』で未完のままになっていて、そういえば単行本を持っていなかったな、とamazonで購入。


ついでに、と同じ作者“的場健”の代表作「サイコドクター」も、単行本を4巻までしか持っていなかったので、残りの既刊8巻まで購入。ちなみにこっちの物語も未完のまま6〜7年が経っています。この人、好きなんだけど完結してくれないなぁ……。


で、それら的場健祭りを自室で開いていたわけですが。


「まっすぐ天へ」も面白いんですが、やはり「サイコドクター」が面白い。一見冴えない心理学者でカウンセラーの主人公の元に訪れる相談者を通じて、様々な物語が繰り広げられていくわけですが、や、ホント人の心理は複雑です。ワシも、心理学、とまでは言わないまでも、まぁヒトの行動心理ってのは大いに興味がありますので、フィクションとはいえ参考になります。


一気読みして、やっぱり未完部分で物語は途切れてしまっていて、それはとても残念なんですけど(その後、本作の並行物語的に出たオキモトシュウ版「サイコドクター」はイマイチだった……そんなオキモトシュウも、今や「神の雫」で大人気ですが)、こういう作品を読むと、ちょっと自分自身のココロと向き合いたくなりますね。





ご存じの方はご存じの通り、ワシは基本的に必要以上に前向き&ポジティブ(同じ意味だ!)で、反省はしても後悔はしない、人生で最高の瞬間は常に今だ!くらいの、字面だけ見るとなんかの自己啓発本にありそうな心持ちを、ワリとナチュラルにしている人生なんですけど、ちょっと最近、自分に不安定さを感じています。


まぁそうしたらそうしたで、別に隠すようなこともしないもんですから、twitterなどには最近こんなことを書いていたりします。時系列はバラバラ&若干修正込みですが。



食料と地図と渡され、だが重しを付けられている旅と、何一つ持たないが軽い翼を付けた旅とでは、どちらが良いのだろう。……いや、善し悪しじゃないな、どちらを選ぶか、だな。


今日の夢で、波照間島に行った。夕焼けになるちょっと前、日差しが一番強い時間に照り返す海の色、明るく深い波照間ブルーをずっと眺めてた。どうやらよほど、旅に出たいらしい。


本当に今年のワシは葛藤してるな。いや、去年からの継続だけど。そんな自分に対する、焦りと好奇心の二律背反。


「焦り」と「好奇心」は二項対立してないから、二律背反しない気がしてきた(セルフツッコミ)。そんな時は魔法の言葉「フィーリング」。


焦ってんのか戯けてんのかよく分かりませんが、よく分かるのは「迷って」いること。まぁ、ポジティブながらも迷いは常に抱えてやらせていただいておりますが、どうにもここのところは表面化している模様です。この流れで(ってまた時系列はバラバラですが)こんなことも言ってます。



新月の夜に、酔っ払いと疲れきった顔の人々が歩く街の中、孤独感に苛まされるとは、そこそこ洒落が効いているじゃないか。と、厨二くさいことを言ってみる。


小説家って連中は、こういう、歳くったら口にするのも恥ずかしいようなことを文章化して、物語にして、中の人に言わせて昇華させる行為を、商業的にやっているんだなー、と思うだけで憧れてしまう。


てことで、厨くさいことでもなんでも、とにかく言語化しないと気が済まないワシの性癖も度し難いものがあります。ま、この程度の迷いに「サイコドクター」は必要ありませんが、迷っている自分を楽しめるウチは、まだまだ大丈夫だろうな、と思い込んでおります。こういうところがポジティブ。


って、最後まで来ても結局「迷い」そのものは言語化していない罠。