コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

子守歌はYMO

またもお仕事のお話しで恐縮ですが。某ncnc動画では、今「二次創作オンラインワークショップ」ってのをやっていまして、まぁ簡単に言うとプロのアーティストに提供していただいた楽曲などをもとに二次創作をして、さらにそのプロに品評して貰おう、という、音楽クリエイターの方には特にご興味をお持ちいただけるのではないかという企画です。


二次創作オンラインワークショップ
http://www.nicovideo.jp/static/onlineworkshop/


でまぁ、昨日今日とこの企画絡みで生放送をやっておりまして、そこにお越しいただいたゲストがまたすごい方でして。


初音ミクで一躍有名になったボーカロイドの開発者、ヤマハの剣持さんや、アーティストのSweetVacationさんなどなどなのですが(そういえば、初めてスイバケさんの楽曲を聴きましたが、良いですねー)、なんと言ってもワシにとっての注目は、YMOのサウンドプログラマー、松武秀樹さん!


YMOことイエローマジックオーケストラは、言わずとしれた、日本の、世界のテクノシーンの黎明を創りあげたバンドかと思います。細野晴臣坂本龍一高橋幸宏の3人がメインメンバーとしては有名ですが、その後ろで彼らをサポートしていた一流ミュージシャン、エンジニアのひとりが、松武さんです。


ワシは、好きな三大音楽アーティストの一組にYMOをあげていますが、冷静に考えたらYMOの結成時は2歳、「散会」時は6歳です。でも、聞いていたのはリアルタイム。もちろん意識的に聞いていたワケではなく、YMO好きの、6つ年上の兄貴の影響です。ちなみにAORやJAZZと言ったジャンルを知るようになったのも、洋楽好きの兄の影響が強い。


まぁそんなワケで、案外大袈裟でもなくワシはYMOを子守歌にしていたのです。


その松武さんが来るってんだから、個人的には大歓喜。しかも、当時使っていた「モーグ・シンセサイザー」通称「タンス」を持ってくるってんだからさらに大興奮です。実際に、YMOの数々の名曲はこのタンスから産まれたと言っても過言ではないワケで、それを目の当たりに出来るとは……。


この仕事をしていると、結構著名人の方、タレントの方、アーティストの方にお会いすることは多いのですが、もちろん仕事ですから、努めてビジネスライクにやっていますが、今日だけはその冷静さとは薄皮一枚で、ワクテカしている自分がいたことを否定しません。


そんで生放送本番ですよ。

二次創作オンラインワークショップ MIDI調教講座 入門編
http://live.nicovideo.jp/gate/lv11512467

二次創作オンラインワークショップ MIDI調教講座 応用編
http://live.nicovideo.jp/gate/lv11512564

※プレミアム会員の方は、タイムシフトでまだまだ見られますw


正直、メインのMIDI講座は、ワシ的にはさっぱりよく分かりませんでした。まぁそんな分からない人が聞いても「あー、すげーなー」と思う場面は多々あり、おもろい番組だったと思いますが、まぁやっぱり個人的に興奮するのはライブのパートですよねー。松武さんによる、生でのYMO楽曲の演奏……!


は、さすがに公私混同も過ぎると思いまして、現場のスタジオには入らずに放送越しに聞きました。や、ワシは基本的には、現場に入る仕事ではないので。まぁたまたま同じ時間に会議が入っていて、そもそも行けなかったってのもあるんですが。それでも、すぐ近くでタンスを使った演奏をしているってだけで、濡れますね(何が?)。





で、掲示してあるタンスの写真を撮らせていただいて(YMOのジャケ写ステッカーが貼ってある!)兄貴に送ったんです。えぇ、羨ましいだろー、という思いとともに。そしたら、まぁ羨んではいたんですが、


第二次ワールドツアーのサポートメンバーだった矢野顕子(Vo,Key)、大村憲司(G)と合わせて、YMO+Y(矢野)+M(松武)+O(大村)と呼ばれていたのだよ。

松武さんは演奏の間タンスに向かってて観客にずっと背中を向けていたのだ。


という、不必要な、でもおもろい豆知識を送ってくれました。さすがYMOマニア。ワシをYMO漬けにしただけのことはあるな。