コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

半日だけのバケーション

今日の16時にはアメリカに向けて飛び立つのですが(出張です)、そしてパッキングも終わっていないのですが、どうしても日本出発前に備忘しておきたかったので沖縄の記録。


先週の沖縄出張中、最終日曜日に半日だけ空き時間が出来たので、急いでもにょっと調べて、でも郊外に行く時間はなさそうだったので、那覇近辺でちょっと気になったところに行ってみることにしました。


とはいえこの日は夜、沖縄映画祭のクロージングセレモニーで登壇することが決まっていたので、ホテルを出るときの服装はスーツ、そして4日分の荷物等々を抱えての沖縄行。いやー、暑かったし重かったですけど、とはいえ意外に暑さは凌げました。スーツが通気性が良いというのは事実ですなぁ。まぁ心地良い風が吹いていたのもあるでしょうが。


で、まずは「識名園」という庭園へ。えぇ、行ける場所が少なければ庭園を選ぶのは、庭園スキーとしては当然のこと。ここは、琉球王国首里城に住まう王たちの遊園先だったようです。首里城からは、ワリと目と鼻の先。


識名園
http://www.churashima.net/shima/okinawa/isan/20010301/02.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AD%98%E5%90%8D%E5%9C%92


ホテルのあったおもろまちエリアから、ふときたバスに乗ってみれば、どうやら途中乗り換えでこの識名園に行ける模様。本当は一度県庁前に行って荷物をロッカーに預けようと思ったんですが、時間がもったいないので荷物を抱えて行くことに。バスの運転手さんの名前が「又吉」さんであることに興奮したワシのメンタリティは、腹を割って死ぬべきかもしれない。


チケット売場で荷物を預けて識名園にIN。……おお、これは!思ったより全然良い!


そんなに広いわけでも無いんですが、特に池と橋、それに主殿で作られた中心エリアは広く見えるように作られていて、折からの晴天も相まってなんとも開放的な雰囲気。あくまで沖縄の風土、文化を残した建物などの造りながら、端々には中華的な造形も入っていて、また緑や水も青々しく瑞々しい。


なんだろう、とにかく纏っている空気が良い!


ということで、当初予定よりものんびりと園内を回ってしまい、いや、その気になれば30分くらいで回れるところなんですけど、ついついゆっくりした空気に呑まれてしまいました。で、行ってから気付いたんですが世界遺産の一環でもあるんですね、ここ。


識名園写真集

池と橋越しに御殿。御殿と書いて「ウドゥン」と読みます。

御殿の、一番偉い人が座る辺りからの眺め。

高台から首里城方面。


園を出たらちょうど13時を回ったところだったので、GPSケータイで近場の昼食どころを捜してみたら……ほぉ、「てんtoてん」という沖縄そば屋があって、口コミの評価も良いね。てことで、500mくらい歩いた先にあるその店にえっちらおっちら向かいます。スーツに重い荷物抱えて。


●てんtoてん
http://okiraku.cside.com/tentoten.htm
http://www.churashima.net/gourmet/soba_museum/okinawa/tentoten.html

外観は一瞬入るのが躊躇われるような民家の軒先ふうですが、入ってしまえば小綺麗な民家ふう。高い天井にどっしりとした木の香りするテーブルに靴を脱いで着席すると、結構ゆったりくつろげます。「木灰そば」という沖縄そばは、なるほど確かに美味しいですが、他との大きな違いが分かるほどワシの舌は肥えていませんでした。むしろ、一緒に頼んだ古代米のおにぎりが絶品。付け合わせの肉味噌とあわせるとより風味がよろしくなって大満足。


内装

木灰そば


ということで、昼食を済ませて近くのバス停からバスに乗り、県庁前にあるデパートのロッカーに、さすがに一旦荷物を預けます。そこからはゆいレールに乗って数駅、壺川駅で降りて「奥武山公園」を散策し、そのまま川沿いを少し下り、名前だけは有名な「漫湖」沿いの公園を少し歩きます。湖と言うよりは大きい川のようですが、マングローブとかも群生しているのだとか。


漫湖公園の鳩。こっちみんな。

ついばむな。


歩き疲れたので、タクシーに乗って県庁前、再び。沖縄はタクシーが安いので、ちょっとの移動だとつい使ってしまいます。まぁ、元々鉄道は無かったし、バスも捜すのが大変なのですが。


で、県庁前の広場では、ちょうど沖縄国際映画祭と同時期に開催していた「沖縄国際アジア音楽祭」の一環で、スカのステージをやっていて、中々面白いパフォーマンスでしばし聞き入っていました。それから、最後の土産購入に国際通りを歩いてみれば、音楽祭のパフォーマーがワンブロックごとに何かをやっている感じで、これはこれで良い感じです。


なんとか買いたいものも買って、今ひとたび沖縄映画祭会場の宜野湾へ。トンボ帰りで空港、そして帰京いたしました。





……と、たった半日のことを書くのにこの文量……推敲しないであげてしまいますが、またなんかアレな感じですなぁ……。


にも関わらず、ついでと言っちゃあなんですが、FC琉球のスタッフの方に連れていっていただいたお店が美味しかったので、やはり備忘メモ。


●島豚・石焼 燦
http://www.shimabuta-san.com/
http://r.gnavi.co.jp/f395600/

島豚、アグー豚のしゃぶしゃぶということでご案内いただいたんですが、そのすき焼きや、サムギョプサルもある模様。豚すき焼き興味あるなぁ……でもこの日はしゃぶしゃぶ。で、これが美味い。特に、パイナップル豚でしたか、それは甘くて美味しい。こんなに甘みを感じる豚は多分初めてで、軽めの肉感動です。で、お野菜もそこそこ美味しいし、てびちとかの肉一品料理も美味しい。と、基本的になんでも美味しいお店でした。あの豚はもう一度食べたいなぁ……。