コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

100万

某ncnc動画のプレミアム会員数が100万人を越えまして。
http://blog.nicovideo.jp/niconews/2010/10/009463.html


本来は「ありがとうございます」と申し上げるべき所なんですが、どちらかというと「おめでとうございます」とも言いたい気分です。なんとなく、ですけど。


てことで、恐れながら少し自分語りを。まぁこれまでに書いた内容もありますけど。





なんだかんだでもう3年10ヶ月、このサービスに携わっています。(仮)としてサービスが始まった2006年12月は、自分の勤務先がやっているとは思っておらず、どこぞのサイトの情報で存在を知って「面白いサービスだなぁ」と思っておりました。


それが年が明けた1月の始め、当時はモバイルコンテンツの広報&メールポータルサービス会社の広報をやっていたワシは会社の偉い人に呼ばれまして、今度きちんとサービスインするからプレスリリース書いてね、と言われたのがここ。まさか自分の勤務先がやっていたとは思わなかったので吃驚。


そうしてプレスリリースを出したのが、確か1月15日。そこから、始まったばかりのサービスを、アチコチのメディアさんにPRして回る日々。取材のセッティングや、新ネタの紹介、問い合わせの対応なんかが、比較的最初のころから結構たくさんやらせていただいたのを覚えています。それだけ話題性のポテンシャルを持っていたのでしょう。


Youtubeからの切断騒ぎ、独自の動画サーバー開設、会員制サービスとしての再出発があった約10日間も、ものすごいバタついていました。もっとも大変なのは開発の皆さんで、ワシはそれら情報をアウトプットするのが仕事ですが、適切で効果的な情報のコントロール(というとイヤらしい言い方ですが、広報の仕事ってのはそういうものです)に腐心しました。


その内、6月にプレミアム会員制がスタート。その時も、リリースに取材対応に駆け回った気がします。その年の10月には、記者さんとユーザーさんを集めた発表会がありまして、そちらのディレクターもやってましたが、今思えば現在の「大会議」の原点でしたね。


そんなこんなで、2007年は一年間、実質ほぼひとりでニコ動の広報をやっておりました。年が明けてからは正式に専属のPR担当になり人も倍増……って、二人かよ!


2008年、始まったばかりのncnc生放送とかのPRをしつつ、ニコ生初の記者会見では、壇上から記者さんとブロガーと、(当時の満席だった)PCの向こうの1000人にプレゼンをするということも。そういえば、母校の日芸を始め何カ所かで講演をさせてもらったのもこの頃が多かった気がします。
http://www.asahi.com/komimi/TKY200803210276.html


この年の夏は、初めてのncnc大会議。JCBホールで2000人のユーザーを集めての「新サービス発表会」。そこでまた、一介の広報のくせにイベントディレクターというかプロジェクトマネージャー的なことをやってましたが、あの夏の経験はいまだに体に染みついています。イベント終了後、ある程度のバラシが終わって楽屋に戻ってきた時、そこにいた皆さんに拍手で迎えられたのは、実は仕事のモチベーションの原点かもしれません。


冬にも大会議を行い、2009年。急遽、と言って良いと思うのですが、生放送への異動を言い渡されます。当時は2日に1番組くらいだったのですが、これから大きくなっていく、ということで、その管理的な何かというかスケジュール管理的な何かというかプロデューサー的な何かというか、を拝命。


実際、生放送はあれよあれよと大きくなった、いろんなところを巻き込んでいつの間にやら1日2番組以上を放送するペース。ちなみに今は月に200本を越える時もあります。急速に大きくなった分、ワシもその一端を担う程度ではありますが、全く畑違いのプロデューサー的何かをもう1年10ヶ月もやっているんですね。


とまぁ、仕事の話ばかりですが、何が言いたいかって、前は広報として、今は生放送として、面白いものをユーザーさんに伝えるのはもちろんのこと、プレミアム会員を増やすためのアレコレを小さいながらもやってきまして、それが100万人突破という形でひとつ結実したのは、嬉しいことだな、と。もちろん、ワシなんかより、もっともっと貢献している方は山ほどいますし、一番感謝をしたいのは支えてくれるユーザーさんなんですけど。


それなりにしんどい仕事はしている気がしているのは確かですが、それでも最後に残る「楽しさ」が、この仕事を続けられる最大の由縁だな、と思います。その最たるは、コンテンツを楽しんでいるユーザーさんの声。これはきれい事ではなく、本当にコメントを読んで、やりがいを感じてたりします。


ニコ動にとって、ひとつの到達点でありつつ通過点を過ぎた今日、その思いをちょっと、噛みしめてみました。