コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

手術してみた

健康だけが取り柄と言われて久しいワシでございますが、事実、風邪になるなんてのも年に一度あるかないかだし、これまで入院ってのもしたことがないし、なんだかんだ生活が慌ただしくて不規則な時間の中に生きていても乗り切れるあたり、まぁ少なくとも頑丈なのは確かなようです。


とはいえ最近は、人間ドックの結果でついに「要治療」が出て来たり(悪玉コレステロール)して、まぁ他の検査結果は概ね健康だし結局のところその治療にも行っていないのですが、徐々に体に綻びが出始めているのかなぁ……とは思わないでもない。


もっとも、加齢を理由に「何々がダメになった」「何々が出来ない」ってのは、気持ち的に受け入れたくないポリシーで生きているので、それで気落ちしたりネガティブ思考に入ったりはしないのですが。このまま行けば、老人になる頃には「年寄りの冷や水」と言われること間違いなし。


さて。そんなワシなので、当然手術ってのもしたことがないのですが、ついに今日、その手術バージンを奪われてしまいました……。


ことの発端は先週末。コンタクトレンズの検眼で訪れた池袋の「松原クリニック」なる眼科。ワシは高校の頃からコンタクトを使っていますが、大学を卒業するかの頃からワンデイものを使い始めて、その頃、大学の近くで安く売っていたこの眼科に通い始めて以降、ずっとここに来ています。正直、今の生活圏からすると池袋は遠いのですが、まぁこっちの方に来る口実にもなるし。


そしたら診察で「『もうまくれっこう』ですね」と言われて

(・ω・)ん?

って顔になってしまったのですが、要は網膜に穴が空いている状態らしいです。何か心当たりはないですか、って聞かれたものの、目に穴を空けるような趣味もないので特に無し。目を掻いた時かなぁ、くらいのものです。これ自体で視力が低下するとかは無いのですが、放っておくと網膜剥離になることもあり、失明するかもとのこと。


で、手術を勧められまして、その術式が「もうまくひかりぎょうこじゅつ」。

(・ω・)ん?

まぁなんですか、二回続けて漢字変換出来ないワードを突きつけられましたが、なんでもその場でやってっても良いですよ、5分くらいで終わります、くらいのノリで、いやいやいや、いくら何でもそれは怖いわ、ということで、自分でも調べてみようと一週間ほど待ってもらうことに。


と言っても結局たいして調べなかったんですが、とりあえず漢字変換すると、ワシは「網膜裂孔」で、「網膜光凝固術」ってのをやられるんだ、ということは理解。


あ、こんな書き方してますけど、実際はお医者さんも医院の方も、きちんと術式内容や費用面など説明してくれました。いわゆる「インフォームドコンセント」はきちんとしていただいた形。健康保険が適用され(なので3割負担)、その3割も医療保険に入っていれば補償されるはずなので、保険屋に問い合わせると良いですよ、的な。


で先ほど。いよいよ人生初手術をやってきまして。


まずは瞳孔を開く目薬をして40分ほど待機。その後、もう一個何か目薬をされて改めて診察を受け、どうやら孔は2個空いているけどいっぺんに出来そうですね、と嬉しいんだか嬉しくないんだか良く分からないお話しをいただき、最終的に麻酔の点眼薬を入れて、手術用のコンタクトレンズを入れて、いざ、術式。


手術と言っても、着替えることもなく、ベッドに横たわることもなく、椅子に座って目に光を浴びせられるだけ。とはいえこの光、さすがに医療用だからでしょう、かなり強いもので、麻酔をしていたとはいえ目にチリチリと小さな痛みを感じます。ちょうど、太陽を見ちゃった時のような痛み。


とはいえそれも耐えられぬほどでもなく、準備に1時間程度かかったワリに、術式自体は5分どころか2分で終了。すぐに先生の診察が始まり「完璧ですね、大丈夫です」というのを聞いて、一安心しました。元々楽観的ですし、調べた結果そんなにたいしたことのないものと知ってはいても、それなりに緊張していた模様。


お会計は、健康保険適用後で3万5千円弱。高いのか安いのかは分かりませんが、まぁ健康を買ったと思えば金に替えられるものでもないですからね。これから保険会社に申請して、その分も補償していただく心づもりであります。


てことで、ワリとあっさり破られた手術初体験ですが、相変わらずの健康を取り柄とする主張は続けられそうなので、今後とも元気に生きていく所存であります。不健康そうな体型と生活だけどな。