コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

エンドレス・エイト・メロディーズ

先の木曜日、またまたまたまた「ほぼ日刊イトイ新聞」さんとのコラボ番組を放送いたしました。


高木正勝【エイトメロディーズ】ライブ スペシャルゲスト鈴木慶一
http://live.nicovideo.jp/watch/lv45522971
(プレミアム会員なら今からでもタイムシフト視聴できます。宣伝乙)

高木正勝 http://www.takagimasakatsu.com/


高木正勝さんという、映像作家&音楽家の方がいらっしゃるのですが、彼がピアノを始めたキッカケが、ゲームの「MOTHER」。ということで、そのゲームデザイナーの糸井重里さんの事務所で、MOTHERの曲を作曲した鈴木慶一さんをゲストに迎えてのピアノライブ。場所は、先日引っ越ししたほぼ日編集部内の「大ホール」


そういえば、以前は鈴木慶一さん(というか、ムーンライダーズさん)のライブを、やはりほぼ日さんと一緒に中継した際に、エイト・メロディーズを演奏されててそれを日記ネタにしましたな。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1637350219&owner_id=65677


で、「EightMelodys(エイト・メロディーズ)」ってのは、そのゲーム「MOTHER」を象徴し、またキーになる楽曲で、発売から20年以上経った今でも多くのファンを抱えています。番組は、その曲を使ったゲームのOPから始まり、「ポリーアンナ」「パラダイスライン」「スノーマン」と言ったMOTHER楽曲を様々に、高木さんのピアノと鈴木さんのギターで奏でます。


このゲームの広告コピーが「エンディングまで泣くんじゃない」ですけど、もう気分的には、オープニングから涙目ですよ。そう、ワシも結構このゲームに夢中になり、この音楽に夢中になった人なのです。中学生の頃の話ですが。


1時間ほど経ってからは、高木さんのオリジナル楽曲によるソロライブ。いや、ぶっちゃけ高木さんご自身の作品は余り存じ上げていなかったのですが……すごかった。素晴らしい作曲家、演奏家、そして映像作家に出会えちゃったな、と素直に思いました。


ご自身の楽曲にあわせて作られた映像も一緒に流れていて、それは結構前衛映像的でもあり、その意味で万人向けでは決してないのですが、ピアノはかなりの良曲&良演奏で、それとそのアヴァンギャルドな映像が妙なハーモニーを起こして、個人的には楽しめました。こりゃ、DVDで買わないとな。


45分ほど演奏してからは、この日のエンディング。再び鈴木さんが合流して、エイト・メロディーズを奏でます。そしてプロジェクターには、ほぼ日宇宙部さんが作った、MOTHER1,2をモチーフにしたドット絵映像が!そのドット絵をベースにtwitterの書き込みが写され、そしてエンドロール!


いや、前日に「今回、エンドロールを作るのでニコニコスタッフの方のフルネームお知らせしておいてください」と言われてたんですが、てっきり、フツーにテレビ番組風のスタッフロールかと思ったんですよ。


ところがどっこいしょ。MOTHER1のエンディング画面に出てくるという演出!これはやられた!そして嬉しい!番組では、1時間45分くらいのところでワシの名前が出て来ましたが、それが下の写真。いやー、これは嬉しい!


エンドロールはさらにその後、この番組のハッシュタグを交えてtweetした人の名前を次々に流していきますが……これがなんと、5140人!ハリウッドの大作映画もビックリのエンドロール人数です。そして最終的にエンドロールだけで、なんと1時間!


途中、違う曲も一瞬入ったりしましたが、その1時間のほとんどはエイト・メロディーズを繰り返し、繰り返し演奏&歌唱。まさに、エンドレス・エイト・メロディーズ。途中からはなんとサプライズゲストに坂本美雨さんも入られての歌唱。坂本龍一さん、矢野顕子さん、それぞれのファンとしてはお二人の娘さんがいるというだけで軽く感動ものですよ。


結果、2時間予定の番組は、想定外のエンディングで3時間の番組になりまして、先述の通り最後の1時間はエイト・メロディーズの調べばかりでしたが、これが驚いたことに、1時間聞いてても飽きない曲なんですよね……刷り込みもあるのかも知れませんが、自分でもその感覚に驚きました。


というわけで、多分に私情も入っているようではありますが、仕事としても楽しい番組が出来たな、とは感じておりまして、見ている方にとってもそうであれば嬉しい限りであります。