ことばのちから(詩の礫10より)
東日本大震災の被災者で、福島県在住の詩人で和合亮一さんという方がいらっしゃいます。いや、ワシもtwitterで知っただけなのですが。氏は現在、被災者である視点から、twitterで幾つかの詩を投稿しています。
で、ワシが初めて氏の詩を拝見したのが、先の4月1日22時〜24時に投稿された「詩の礫10」。よろしければ、togetterにまとめられていますので、ご高覧いただきたいです。
でまぁ以下、これを読んだ直後にtwitterに書いたことをリライトしますが。なので、本編(上のリンク)を読まないで読んじゃうと、良くも悪くも引きずられるかもですが……。
や、力を持った言葉に強くぶん殴られました。
やっぱり言葉ってすごい、と強く心を揺さぶられました。ワシは、物語も文章も言葉も好きですが、実は「詩」ってイマイチ分からない、というか感じ入れないもののひとつでだったんです。でもこの詩を読んで、言葉のもつ力をまざまざと感じました。
それも、140文字以下の文字数で綴られた言葉の塊が、まるで核融合のように結合することで生まれる力。
twitterも詩もすごい。
この時、気分的には少し沈んでいたんですが、何故か少し復調してしまいました。読んだ言葉は決して明るいものでは無かった、むしろ哀しみを覚えるものだったですが、言葉そのものが持つ力に体がしばかれたんだろうと思います。
本当に言葉ってすごい。
……まぁ、ここまで「言葉」だの「言葉の力」だのを礼賛するワシを、奇異な目で見る方もいるでしょうが、例えば誰かが身に付ける何かを好きなように、ワシは心に付ける言葉が好きなのです。この日の言葉は、少なくともワシにとっては極上の力でした。
和合氏は、この前もこれの後も、連作詩をtwitterで発表なさっています。幾つかはtogetterにまとめられていますし、氏をフォローすればリアルタイムに読む機会もあるかと思います。