コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

ポジショニングをメイキング

二つ前のテキストで

「出世」にはまるで興味が無くて、あえて言うなら「面白いものを作れるポジショニング」を確保、維持するのが、唯一組織内で「立ち回る」部分

ってことを書いたですけど、なんか言葉足らずだったような気がしないでもないので蒸し返し。


てのも、当たり前ですけど、「出世」そのものを否定する気はないし、それを目標にする人がいるのも否定する気はありませんでして。というか、逆に、そういう人がいるからこそワシのような考えでもやっていける人がいるわけで、それって、棲み分けというか、役割分担なんだろうな、と思います。


まぁなんで元上司と飲みながらこんな話になったかと言えば、新卒とかでもチャンスがあれば大きなことがしうる職場で、そのチャンスに触れた人がワリとあからさまなアピールをしたことがあって。ワシとしては素直に「すげーなー」と思ってしまうんですけど、ある意味、これって組織内においては(特に新卒とかなら)一般的なことなんだろうな、と。


ちょっと話は変わりますが、これもよく言う話で、ワシはずっとエンタメ系の仕事をしていますしそれが楽しいと思っていますが、たぶん、それこそ公務員や社会インフラ(電力や水道とか)を支える仕事が出来るとは思えない。それは能力的な話ではなく、指向としてです。


ただ、むしろだからこそ、ワシは社会を支える仕事をしている人たちを尊敬してますし、感謝しています。そういう人たちが世の中を支えてくれているからこそ、余暇であるエンタメ系の仕事が生まれるし、出来る。


でまぁ、ポジションの話で言うなら、これもよく言いますがワシは「やるなら社長か平社員」と思ってます。別に厭味や皮肉ではなく、ある意味それぞれ、一番自由な立場だなと思うのです。


地位って、面白いことをやるには必須なものではありませんが、地位があることで出来ることが増えたり逆に減ったりというのはよくあることで。だからやっぱり、自分が楽しいことができるポジションを作りたい。


ま、これは甘えでもあるし、リスクでもあるんですけどね。組織にいればその力の前には維持するにも限界があるし(異動や昇降格)、フリーであっても社会情勢でコロッと変わってしまう。


ワシは、与えられた環境の中で楽しむのが得意な人間です。だから、クリエイティブ力は低いですが、与えられたものを育てる力はそれなり、のはず。そんな自分の嗜好を把握しながらポジションを作っていくのも、それ自体は手段ですが、面白いものです。