コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

一分

これを書きはじめた駅で、ジリリリリリ……と鳴っていて、どうやら緊急列車停止装置が作動している模様です。


まぁ車掌は「緊急列車装置が作動しております」と言ってたけど。なんだその装置は。


で、安全の確認が取れたということで走り始めましたが、今回に限らず、日本の鉄道って一分でも遅れると、


「この電車、一分遅れで運行しております。お急ぎのところご迷惑をおかけして、申し訳ございません」


って言うんですよね。


でもさ、一分遅れて困る人間が、どれほどいるのかと。


と言いつつ、中にはいるんでしょうね。一分遅れたから乗り換えに間に合わず迷惑を被ったとか言う人。一分遅れて困るんなら、もっと余裕もって移動しろよ、とか思いますけどね。


あるいはこの詫びのアナウンスは、定時運行を是とする日本の鉄道会社の、矜持の表れかもしれません。ならばやむを得ない気もしますが、ただこの一分を気にすることが結果気持ちの余裕を削いでいる気もして、なんか、しんどいんですよね。


比べるのももしかしたら本末転倒かもしれませんが、日本以外のほぼ全ての国で、鉄道やらの遅れは日常ですし、それを見越した行動や心持ちをしていると聞きます。気にするが故に首を絞めている……それは良くも悪くもあるんですが、一分の差でどうこうなるような生活はしたくないし、人間にはなりたくないな、ともんにょり思うのです。