コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

360度演出

お仕事で。過日ニコファーレなるものを発表し、先日その内覧会を生中継とかし、今日はその初日公演でした。その内容については報道を少しググって貰えれば出てくると思いますので端折りまして、こう、極めて個人的な感想とかを書いてみるのですがね。


ニコファーレ公式サイト
http://nicofarre.jp/


まずもって箱の一番の特徴と言えば、ライブハウス内全壁面を多う360度LEDスクリーンと、そこを流れるコメント、ってことになると思います。


いや、他人事のように言ってますけど、もちろん勤務先のことですし、ワシの業務的にも少なからず携わってはいるのですが、逆に、多く携わってもおらずで、実は中をきちんと見たのも、その内覧会の時が初めて。


で、圧倒されました。


昼、生放送されている時は現場ではなく会社で生放送を見ていて、ここでもワリと新世界の映像体験に圧倒されたのですが(特にコメントが宙を舞うリアルタイムレンダリングとかどうしてんだ、とか)、本当に圧倒されたのは夕方、打ち合わせもあって現地に行って、それに合わせてデモを見た時。


この、ニコファーレの会場内で見る360度スクリーンのエンタメ性がすごいんです。なんだろう、まずもってディズニーランド的エンターテイメントであり、やや大袈裟に言うなら、スターツアーズとミクロアドベンチャーとスペースマウンテンを足して5を掛けた感じ。


「ここでない空間」に連れて行かれるような、違う世界に放り出されるような映像体験。映像でこれだけ圧倒されたのは、正直、映画「マトリックス」以来かもしれません。


そんな映像にそれこそ四方を囲まれつつ、元・いちイベント屋として思ったのは、この360度スクリーンは演出家泣かせだろうな……ということ。並の演出家じゃ、充分に活用することも難しいんじゃ無いかと思います。ただ映像を映せば良いものでもないし、ループさせても仕方ない。


いったいどんな演出が生まれてくるのか、すごく楽しみ。


……とそんなことを考えてたら、ふと、これの一番最初の企画書用にと、この360度スクリーンの話を偉い人にされて、翌日まで徹夜でイメージ図を作ったことを思い出しました。その時作ったイメージ図はしょぼいものでしたが、構想自体はその時から大きく変わったワケでも無く、あれがこんなことになるなんて……という、妙な感慨に浸ってしまいました。