コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

ラピュタ(候補)に歩けば



映画の舞台って、もちろんそれが好きな映画であるほど惹かれるもので、実際ワシが昨年行ったイタリア・チュニジア旅のテーマのひとつがもそれだったワケで、その辺はまぁ、以前日記にもしたためましたが。


イタリア映画のロケ地を訪ねて
http://d.hatena.ne.jp/tomosaku/20110114/1295017141


で、この記事はそのジブリ映画版ってことのようです。アニメの場合だと、明確なモデル地が明かされないこともままありますので(複数の舞台を複合することも容易ですからね)、逆にこれだけ特定されていることに軽い驚きを感じます。


行ってみたいジブリ映画の舞台になった場所ランキング

男性編
http://cobs.jp/enquete/realranking/2011/09/15_1.html
1位 鹿児島県・屋久島『もののけ姫』 20.9%
2位 イギリス・ウェールズ地方『天空の城ラピュタ』 19.7%
3位 スウェーデン・ストックホルム魔女の宅急便』 19.2%
3位 スウェーデン・バルト海に浮かぶゴトランド島ヴィスビーの町『魔女の宅急便』 17.9%
4位 アドリア海とその周辺『紅の豚』 15.4%
5位 埼玉県・所沢市近郊『となりのトトロ』 13.7%

女性編
http://cobs.jp/enquete/realranking/2011/09/15_2.html
1位 スウェーデン・ストックホルム魔女の宅急便』 38.0%
2位 イギリス・ウェールズ地方『天空の城ラピュタ』 31.1%
2位 スウェーデン・バルト海に浮かぶゴトランド島ヴィスビーの町『魔女の宅急便』 31.1%
3位 鹿児島県・屋久島『もののけ姫』 25.0%
4位 埼玉県・所沢市近郊『となりのトトロ』 23.3%
5位 フランス・アルザス地方、中央アジア『ハウルの動く城』 17.6%


なるほどねー。ここに並んでいる地名で行ったことあるのは埼玉県の所沢市くらいで、行ったことがあると言うより大学で通っていたり、そのころ半同棲していた方の家があったりした故ですが、確かにどこもそもそも行ってみたいし、舞台と知れば注目したいものもアレコレありますね。


さて、ここには挙がっていませんし選択肢にも入っていないでしょうが、『天空の城ラピュタ』のモデルのひとつになったとまことしやかに言われている街に昨年行きまして、それが(何度か日記でも書いてますが)『チヴィタ』ことチヴィタ・ディ・バニョレージョ。イタリア中部の、観光案内にもあまり乗らない街です。


天空の城 チヴィタ
http://d.hatena.ne.jp/tomosaku/20100916/1284649117


まぁ舞台になった(かも)、と言っても、実際に宮崎監督がここに行ったとは思えませんし、恐らく写真とかを見てイメージの一端にしたくらいではないかと想像しますが、実際に行ってみると、なるほどもしモデルであっても不思議では無いな、というくらいには、孤高で寂しい街です。


写真を幾つか冒頭に載っけてみましたが、雰囲気が伝わるでしょうか。回りは断崖絶壁で、落ち込んだ広大の窪地の中で、ここだけが隆起し街として残っている状態。街の中の写真も載せましたが、古いままの石造りの建物が並ぶ街中は、人口が20人くらいだとか。まぁ、観光客がその数倍いますが。


例えば下の写真のように、空を広く撮ると、よりラピュタっぽいかもしれません。


そういえば、そのチヴィタの稿にも書いていますが、チヴィタについてはもうちょっと詳しくそれだけをトピックにしたテキストを書こうと思っていて、というか途中まで書いて頓挫しているんですけど、行ってからほぼちょうど一年経ったし、いい加減書かないとなぁ……と思っているテキストは、他にも多数あるのですが。苦笑。





余談ですが、いろいろ調べていたら、長野新幹線佐久平駅の近くに「チヴィタ」という名前のイタリアン・トラットリアを発見。名前のモデルは同じ「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」みたいですが、店の看板はナポリピッツァ・パスタと南イタリアらしいです。実際のチヴィタ(・ディ・バニョレージョ)は、ウンブリア州との境に近いラツィオ州にあるので、料理の系統も違うはずですが、それでもcivita.jpを冠しているんだから、まぁ面白いものです。でも、ちょっとここはここで行ってみたいかも。
http://civita.jp/