コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

神の雫を、ひとしずく

先日、勤務先役員の夏野さんと、週刊モーニングで連載されている「神の雫」という漫画の原作者亜樹直さんとがメインのワイン番組生放送に行ってきまして。まぁ、この日で1stシーズン終了という節目だったこともありますが。


この生放送、毎回、麻布にあるワインバー「flow」でやっておりまして、中々に隠れ家的な立地、お洒落な内装、ワシなんぞにはよく分からない貴重なワインの数々があります。ちょっとした記念日とかに訪れても、あるいは(懐に余裕があれば)軽く立ち寄りつつ良いワインを開けるにも、良い店です。

元麻布 flow
http://www.f-flow.com/


でまぁ、この日の番組のゲストは、カプコン社長の辻本さん。お父様がアメリカ・ナパヴァレーでワイン造りもしていたりということで、そこで作られたワインをお持ちになったり、亜樹さんも「神の雫」の「第七の使徒」と呼ばれるワインを持ち込まれたり。


スタッフ的には見ていて唾を飲み込んでしまう程だったり、あるいは抜栓されるごとにフロアに広がる香りに包まれながら「ああ、本当にすごいワインって、本当にすごいパワーを持っているんだな」と素人ながらに感じる程でした。


でまぁ、番組も終わりまして、ワシも移動しようとしていたんですが、出演者の皆さんがそこでされていた打ち上げというか即席ワイン会に、「良かったら飲んでけば」とお声かけいただいちゃいまして。


ままままま、マジッスか。良いンすか!


ワシにとってワインは、まぁ他の食材と同じく、好きだけど詳しいわけでは無く、なんとなく美味しいかそうでもないかを主観的に感じたり、簡単な特徴なんかを感じる程度。そんなワシでも値段を見なくてもすげーというか有名なワイン、しかも「神の雫」は連載当初から読んでいる結構好きな漫画でして、そこで出てきた使徒まであるですよ。。。


てことで、そこに並んでいたワインの一部を書いてみます。味というか表現というかは無理ですので、ワシなりの感じたことでしか感想を書けませんが。



Echezeaux エシェゾー DRC [2006](写真一枚目)
http://kakaku.com/search_results/%81%9A+%81@%81@Echezeaux+%83G%83V%83F%83%5D%81%5B%81@DRC+%5B2006%5D%81%9A/
いわゆる「ロマネ・コンティ」です。まだ若いですし、もっと寝かせることでさらに華開くのでしょうが、先述の「抜栓しただけでフロアに広がる香り」がすごかったのがこれ。とにかく、グラスに近付いたときの華やかさといったら無いです。味も、ワシがいただいた時は抜栓から少し時間が経っていたからか、かなり飲みやすくなっていました。



シネ・クア・ノン シラー カリフォルニア[2003](写真二枚目)
http://item.rakuten.co.jp/pristine/10000004/
こちらは「神の雫」第七の使徒です。こちらも芳香が素晴らしかった……。漫画で描写されていた「永遠の未完成サグラダ・ファミリア」を感じることは、感受性の低いワシには出来ませんでしたが、すっきりさとしっかりさが同居した美味しさでした。



CARMティント(赤) ポルトガル 2007(写真三枚目)
http://item.rakuten.co.jp/mp/c/0000000129/
http://www.umaisake.co.jp/SHOP/woth0109.html (2007ですが、少し種が違うようでボトルも違います)
亜樹さんのお姉様が持ち込まれたワイン。何かのワイン誌の選ぶ150で、9位を取ったのだそうです。そして、その150の中で唯一の3000円以下だとか。で、これが素晴らしかった。ワインは値段ばかりじゃ計れないなというのを実感しました。ポルトガルですが甘くはまるでなく、しっかりした腰の落ち着いた味わいです。


ポートフォリオ・リミテッド・エディション ナパ・ヴァレー 2003
http://winenomori.jp/29_106.html
http://www.delivery-wine.net/america/portfolio.html
夏野さんお勧めの一本。この頃には少し味が分からなくなっていたのは事実ですが、美味かったのは覚えています。なんでも、かのオーパス・ワンの創り手が絡んでいるとかで、なるほどですよ。かつて飲んだオーパス・ワン2005はまだ固かったのですが、こちらは程良く華やいでいました。


yui 結
http://www.kenzoestate.jp/wine/yui/
辻本さんのお父様のワイナリー、KENZO ESTATEで作られたロゼ。これがまた爽やかでありながら後を引く鮮やかさで、香り豊かで飲みやすい。なんというか、確かにこれまで紹介した中では「あっさり」していますが、それを補ってあまりありました。


ケンゾーエステイト (KENZO ESTATE)
http://www.kenzoestate.jp/
http://twitter.com/#!/KENZO_ESTATE
ワインではありませんが、そのKENZO ESTATEさんのサイト。天現寺と大阪に直営店があるとのことで、ちょっとこれは今度行ってみたい!


まぁそんなこんなで、ただの備忘録になってしまいましたが、ホント、一生に一度飲めるかどうかという貴重なものたちを口にできた記録として、留めておきたいと思います。明らかに同席させていただいた中で場違いすぎたのは自覚しておりますが、そんな若輩者も交えて楽しいお話しをしてくださった皆さんに超感謝!