コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

連載中断

Appleの創業者、スティーブ・ジョブズが亡くなりました。56歳。あまり意識していませんでしたが、この稿を書いていたら、ワシの親父の享年と同じであることを思い出しました。まぁそっちは、もう15年以上前の話ですが。


ソースは不要なほどですし、彼を悼む声もあちらこちらで響いています。いつも書いていますが、人の死が哀しいのは、その人が死んだことそのものもですが、その人の死を悲しむ回りの人々を見るのが哀しいからだ、と思っています。その意味で、今日のネットでの無数の追悼は、今回の喪失がどれだけ世界にとってインパクトだったかを物語っています。


ワシも、最初に買ったPCはWindows95でしたが、本格的にPCを覚えたのは学校にあった「Power Macintosh G3」。自分で買った二台目は、大枚をはたいたPower Macintosh G4でした。ワシがApple製品に触れ始めたのはジョブズAppleに復帰後でしたが、その後、様々なプロダクトと、彼のプレゼンテーションに驚かされてきました。


ワシの知るジョブズとは、まさにAppleという物語を、ジョブズという物語を、体現し続ける求道者。


今回の彼の死が残念なのは、連載ものの漫画や小説が、その途中で作者逝去により中断してしまう感覚に近いかもしれません。ワシらはもう、スティーブ・ジョブズという物語の続きを読むことはできないのです