コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

だべぇ

お仕事話ですが、昨日放送された(ほんのり)担当番組がこちら。


滝口順平さん追悼特別番組 羽佐間道夫野沢雅子山寺宏一が語る「これが声優だべぇ〜!」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv68508069


今夏亡くなられた滝口順平さんは、ヤッターマンシリーズのドクロベエ役(「おしおきだべぇ〜」の方)や、「ぶらり途中下車の旅」の独特なナレーションで有名な、声優界の大御所。


その方を偲んでの番組で、ゲストが羽佐間道夫さん、野沢雅子さん、山寺宏一さん。


……送られる方も大御所ですが、ゲストも豪華過ぎる……。


この番組、企画された方がやはりこの世界に通じている方だったので実現したようなブッキングですが、いやー、子供のころ夢中になったアニメや吹き替え洋画の「声」が目の前にいらっしゃる、という得難い状況に、一瞬仕事を忘れかけたのも大袈裟ではありません。


羽佐間さんは、やはりワシには「銀河英雄伝説」のシェーンコップ、野沢さんは「ドラゴンボール」の孫悟空をおいては語れません、山寺さんは、役が多過ぎて逆に「これ」というのを思い付きませんが、銀英伝ならシルヴァーベルヒか、というところ。ホント、最近というか、10年以上ほとんどアニメを見ていないので、近作での知識が皆無です。


番組では、ぶらりやヤッターマンの映像も交えながらお三方による思い出話で進行。時には滝口さんのお話しからそれて、声優界、かつての吹き替え界についての「歴史」が語られ、これがまた面白い。羽佐間さんなんかは、ただでさえ聞きやすく面白い語り口調なのに、ちょいちょい笑いを挟んでくるので、コメントでもスタジオでも、笑いが絶えない展開。


いや、でもこうして、笑顔で語られ見送られていく、って幸せなことだよなぁ……。


無論ワシは、生前の滝口さんと面識などなく、その活躍はテレビを通じてしか知りませんが、この番組を通じて魅力を深く知った気がしますし、それ故に、亡くなったのが残念に思います。


何か、ひとつの歴史の端緒に触れられた気がして、とても良い番組を(ほんのり)担当できたな、と、こういう時はとても嬉しくなるのです。