コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

おそロシア

※写真は後ほど追加予定ですが、とりあえずまだ編集中のこちらのアルバムもご参照。
https://picasaweb.google.com/111442518109141778806/OGqhLL?authuser=0&feat=directlink


会社の後輩が見つけて、「ニクさん、これ行きましょう!」と言ってきた、ロシアに行ってシベリア鉄道に乗る弾丸ツアー。ロシアなのに二泊三日。え?そんな短期間で行けるものなの?そもそもシベリア鉄道ってそんな簡単に乗れるものなの?


ウラジオストクハバロフスク 3
http://www.jic-web.co.jp/tour/eastrussia/kj1_2083.html


……短期間で行けて、シベリア鉄道にも乗れるね、確かに。。。まぁ後輩としては、水野晴郎似のワシをシベリア鉄道に乗せて「シベリア超特急ごっこ」をさせたいっていうネタ旅要素が満載ですが、ワシもそりゃ、いつかはシベリア鉄道に乗ってみたかったし、何よりロシアに行けるってのがイイネ!


てのが、半年くらい前の話。とある大きなイベントの準備でドタバタしていた4月、後輩から「イベント終わったら行きましょうよ!」と日程調整をし、一緒に行ってくれる(酔狂な)人を捜して、全4名、6月の頭はロシアで過ごすことになりました。……結果、30代独身男女4人ロシア行、という、別の意味で事件を起こしたら面白そうなメンツにはなったのですが、まぁ別段艶っぽい話になるワケもなく。



6月2日13時40分、成田空港第二ターミナル「S」カウンター集合。って、Sカウンターって一番端っこですがな!今回乗る「S7航空」ってのもそうですが、日本と極東地域を結ぶエアーは基本的に「定期チャーター便」扱いで、すなわちいつでも路線廃止ができるという便利なもの。今回乗る成田ーウラジオストク便も、週に2本の定期チャーター便です。だからカウンターも、ほとんど臨時カウンター扱い。


チェックインを順調に終え、しばしの日本の別れに蕎麦屋にてランチ。二泊三日だけど。女性陣の免税品店での買い物を横目にサテライトに移動し97番ゲートへ。駐まっていたS7航空の機材は、鮮やかな黄緑色で、まるで虫かカメレオンを思わせるビビッドな色使い。機材自体はエアバスですが、これが同じく極東に飛ぶ「ウラジオストク航空」だと、ロシア製の機材の場合もあるとか。怖いけど、乗ってみたい。。。


送信者 極東ロシア弾丸旅(編集中)

S7航空の機材


待っているお客さんの8割はロシア人ふうで、日本人客はほとんどおらず、そのせいか知りませんが機内でも日本語のアナウンスはなく、ロシア語と英語だけ。いやいや、一応日本発のフライトなんだから日本語アナウンスは入れようよ……英語もなんか、ブロークンだし。なんとなくフィーリングで、一応出てきた質素な機内食を食べて、どうやらアルコールは無い(or有料)のでおとなしく2時間ちょっとのフライトを過ごし、ワリとあっという間にウラジオストク空港着。


当然のようにボーディングブリッジは無いので、タラップを降りて移動バスに乗り込みます。来たぜ、ロシア!空気は若干ひんやりしていますが、寒いということは無く、むしろ現地時刻で20時を回っているのですが、さすが高緯度地域、全く暗くなる気配がありません。バスは乗客を飲み込んで発車し……30秒で停車。移動距離100mほど。おおい、これなら飛行機から歩いた方が早いじゃ無いか!


で、ターミナルの中に入りますが……ここはどこの地方空港ですか?そういえば、機内で入国書類を配られなかったのですが、パスポートコントロールの手前はたかだか10畳も無いスペースで、書き込むためのテーブルは3人並べばいっぱいになるものが1台だけ。ボールペンも不足。幾ら乗客のほとんどがロシア人と言っても、どう考えてもスペック不足です。日本人はあちこちのスペースを無理矢理作って記入。て、ウチのメンバーもワシ以外ボールペンを持ってないだと!


実際、最初の関門は入国審査と思っていたのですが、思っていたのとは別の意味で関門でした。係官との審査そのものは、パスポートとビザを出せば、特に何か聞かれることも無く、時間はかかれどスムーズに通過。やはり小さいバゲージルーム、税関、荷物チェックを経て、無事、入国を果たしました!


ここで、現地ガイドと合流。恐らく日本語学校で勉強しているのでは無いかと思われる若者、アレキサンダー君が待っていてくれました。ラインハルトだったら「俗な名だ」とか言いそうなくらいベタな名前ですが(銀河英雄伝説ネタ)。彼には、今日の空港からホテルへの移動とチェックイン、明日頼んであるウラジオストク半日観光のガイド、そして夜のシベリア鉄道への送迎&乗り込みを手伝って貰うことになっています。


送信者 極東ロシア弾丸旅(編集中)

ウラジオストク空港


空港は外から見ても地方空港的な小ささ。まぁ、極東の玄関とはいえ、モスクワから見れば最地方ですからね。で、駐車場に向かう途中でいきなりの日本語が「福山通運」のトラック。身近過ぎるだろ。てか、駐車場もよく見れば日本車がたくさんあります。この辺も、よく言えば結びつきの強さなのでしょうか。乗り込んだ車も日本車のワンボックスで、いざ、ウラジオストク市街まで50kmほどのドライブ……って、遠っ!


ハイウェイをひた走りますが、森や、右手にはアムール湾も出てくる景色。とはいえハイウェイ沿いですからそれなりに建物も出てきて、キリル文字で書かれた看板とか、なんだか読めませんが異国情緒を感じます。町に近づくにつれて車も増えてきて、場所によっては渋滞にもなっています。そんな中、車のサンルーフから顔を出して賑やかにしている一台が前に入ってきまして、アレキサンダー君によれば「結婚式だったみたいですね」とのこと。確かに車に飾りもされてる。しかし、体乗り出してシャンパン飲んだりキスしたり、なかなかに賑やかですな。


送信者 極東ロシア弾丸旅(編集中)

ロシア正教


高い建物も増えてきて、あるいはロシア正教会の特徴的な尖塔の建物も見えてきて、車は町中へ。全体的な様式はやはりヨーロッパを思わせ、極東地域が「日本に一番近いヨーロッパ」と言われるのも然もありなん。それにしても道路状況が良くないです。あちらこちらが陥没していたり盛り上がっていたり、弱い人ならこの運転だけで酔ってしまうでしょうし、実際メンバー酔ってました。



ホテルは駅から坂を登ったところにある「ホテル・ウラジオストク」。町名を冠しているからと言って別に町で一番というワケで無く、星も3つほど。受付のロシア人お姉ちゃんがやたら美人さんでしたが、チェックインはアレキサンダー君がやってくれて、彼とは一旦ここでお別れ。時刻はそろそろ22時。さすがに夜の帳が降りてきていますが、日本人4人としては飯を食おう、それもきちんとしたロシア料理を!ということで、荷物を置いて町中に出て行くことに。


ガイドブックには幾つかロシア料理の店が書いてありますが、遅くまでやっている店で、さてどこが美味しそうかな……と選んだのが「ポルト・フランコ」なるお店。ホテルからは坂を下り、駅からさらに5分ちょっと歩いたところです。地下に降りていく階段の先、店に入れば当然のように店員さんにロシア語で話しかけられます。お、これは本で読んだ、確か「こんにちは」を意味するから、えぇとえぇと……「ハロー、フォーパーソンズ」英語で返しちゃったよ!


それでも店員さんは分かってくれて(ジェスチャーも入れたからでしょうが)、席に案内されます。照明は薄暗く一見怪しげですが、まぁ日本で言えばちょいお洒落なダイニングバー的な感じでしょうか。酒のカウンターもあり、フロアは狭いながらも3畳ほどの空間が空けられ、時折音楽の音量があがると、客のロシア人がそこでダンスを始めます。おお、なんかここ、地元民に愛されてる店っぽくね?


送信者 極東ロシア弾丸旅(編集中)

ポルト・フランコ店内


その内、サックスの生演奏も始まって、曲はマイケル・ジャクソン。この先もそうですが、結構普通にアメリカンナイズされたものがあれこれは普通に存在していて、かつての冷戦を思えば隔世の感があります。まぁ、日本も第二次大戦後似たようなものだったのかもですが。ともあれ、英語併記のメニューを見ながら、ロシアっぽいものと美味しそうな気がするものを適当に、併せてお酒も適当に。


お酒と言えば、ロシアでは(極東では?)アサヒスーパードライが大人気らしく、この店も、この先の店でも、スーパーでも見かけました。そういえば、成田から乗ってたロシア人もスーパードライの500ml缶を機内で飲んでたな。で、スーパードライとロシアのローカルビールを頼んだのですが、なぜか前者がロシアビールのロゴ入りグラスに、後者がスーパードライのロゴ入りグラスに出てきて、いろいろとアベコベ感。


そんな中、料理が出始めますが……おお、これは美味い!正直、期待値が高くなかったってのもあるんですが、それを差し引いても普通に美味い、というか絶品。最初に出てきたマリネっぽいシーフードサラダが、温められたシーフードに美味いドレッシングが絡んでいきなりの衝撃。ボルシチも、単体では薄かったのですが、サワークリームを混ぜて飲むと中々に絶品。肉料理は、ダックとリンゴにベリー系のソースを掛けたものでしたが、甘みが肉の臭みを消してこれも中々。料理によって多少のブレはありますが、全般的に「アタリ」の店です。


送信者 極東ロシア弾丸旅(編集中)

ダックとリンゴの肉料理


お店の雰囲気も、前述の通り地元の方が好きで来ている感で、それが味の良さにも繋がっているのでしょうか、まぁ結構、終始音楽が大音量で流れているので、特にスピーカーの側に座った我々にはしんどい部分もありましたが、これも地元の雰囲気と割り切れば楽しいものです。


ホテルへの帰路、個人コンビニ的なところに寄って買い物を試みますが、商品に触ると店員に怒られる始末。どうやら、この店では欲しいものを店員に伝えて取って貰うようです。万引き対策かしら。


ホテルに戻って、そういえばこのホテルには「カジノ」と書かれた施設が併設されていますが、そこには「ストリップショウ」「ビリヤード」「サウナ」なども併記されていて、「なんじゃこりゃ?」と酔った勢いの好奇心で覗いてみたら、店内はロシアの水商売の皆さんがいて、確かにビリヤード台もあって、でもその先では、半裸の女性がポールダンスをしていて……女性が近づいてきて「入ってくの?」的なジェスチャーをしましたが、恐れおののいて出てきてしまいました。


そんなこんなで、この日のラストはホテルのカフェで軽く飲み直して部屋に戻って就寝。移動と晩飯だけなのにえらい詰め込まれてた感ですな!


(続く)