コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

787+CM聖地巡礼

すっかり書いてアップするタイミングを逸していた旅記のひとつ。6月の23日、24日の土日にかけて、九州を旅してきました。


という事の発端はその約45日前、とある大仕事も終わってアチコチ旅をしたいなぁ、とネットサーフィンをしていたら、飛行機の先割とやらが45日前までだとそこそこ安い。飛行機と言えば、ボーイング社の新型機、ボーイング787って、いろいろ話題になっているけどまだ乗ったことないなぁ。


ポチッとな。


国内で何箇所か飛んでいるのがANAだったのですが、まぁ汎用性の高そうな福岡から東京にしてみようかな、行きも福岡だと面白くないし南から回ってみようかな、そういえば昨年カンヌの広告賞も取ったワシの大好きな九州新幹線全線開通CM「祝!九州」をなぞって九州新幹線乗ってみるのも良いかな、じゃあ鹿児島空港……だと普通だから宮崎空港から入ってみようかな。


ということで、手配したのが、1日目の羽田→宮崎のフライト、2日目の鹿児島中央→博多の九州新幹線、2日目の福岡→羽田の787のフライト。微妙にちぐはぐ。



で、普段の旅記に入ろうと思ったのですが、そういえばワシは、旅記スリム化を推進中。途中途中、感情も含めたディテールを重ねていくといつものようになりますので、ポイント箇条書き&総括的な感じでまとめてみることにします。面白くなくなりそうですが、まぁ普段の旅記もそんなに面白いものじゃ無いし、という諦観。


朝の宮崎、朝食に朝からやってる「大盛うどん」という店の「江田うどん」。軟らかいうどんに甘辛い濃いツユが、「宮崎うどん」なるご当地グルメの特徴らしく、讃岐うどんとは真逆。濃い味ですし具も大量ですが、うどん、ツユともにクセになりそうな魅力があり、天下一品のごとく「たまに食べたくなる」味になりそう。無理だけど。


宮崎から、鹿児島県の国分駅まで、特急「きりしま」のグリーン車。500円差だったので、つい。グリーン車はワシだけだけど、同じ車両内の指定席にマダムとその小さい子供たちのグループが乗っていて賑やか。


国分駅からはバスに乗って垂水港を目指します。この辺は、ワシのやっている位置ゲーケータイ国盗り合戦」と「コロプラ」の塗りつぶしのためだったりしますが、なんとまさかの、道が土砂崩れで名も知らぬ海沿いの集落で終着。行き先表示は「垂水港」になってるし、停留所にもサイトにもアナウンスが無かったし、と不満たらたら。結局乗ってきたバスで国分駅に戻る珍事&塗りつぶし未遂。


国分駅から鹿児島中央駅へ。ランチに駅ビル内の「ざぼん」で豚骨ラーメン。こってりしすぎず、美味。指宿枕崎線で終着枕崎に向かいつつ、先ほど諦めたコロプラの一箇所が「対岸取り」出来て満足。指宿の乗り換えで駅前の足湯に浸り、西大山駅でJR最南端の碑を撮り、開聞岳を眺めながら、終点・枕崎駅に到着。


枕崎駅は、稚内との「終着駅」姉妹駅っぽい無人駅。この指宿枕崎線を終着まで来たことで、ワシはJRの東西南北の最端駅&終着駅を制覇した、はず。前者は、東「東根室」西「佐世保」南「西大山」北「稚内」。後者は東が「根室」南が「枕崎」に変わって、西と北は同じ。「乗り鉄」というよりは「旅鉄」だけど、やはり彼方此方巡ったなぁ。


枕崎「ホテル岩戸」に投宿。一応温泉もあり、部屋や温泉からは広く眼前に海を眺められる気持ちの良い宿。晩飯は強雨の中、徒歩5分ほどの寿司屋「五条」。枕崎名物の鰹三昧が楽しめ、他にも鹿篭豚(かごぶた)とかのご当地ものが楽しめる。新鮮で、創作も入り、しかも美味く、大将や女将も楽しい良いお店でした。


日が変わり。ホテルの朝食を摂って、9時過ぎのバスでこの街を出るまで、朝の散策。港沿いの朝からやってる物産のお店や鰹節の加工工場なんかを見て買い物。バスは薩摩半島を北上し、加世田という街で途中下車。タクシーで「万世特攻平和記念館」を訪問。


特攻だと知覧が有名ですが、薩摩半島には、元々発進した飛行場があった跡地に幾つかあるようで、ここもそのひとつ。あまり人は来ないようですが、静かに、特攻の記録と、特攻隊員の想いを、受け継いできた気がします。あまり時間が取れなかったのが残念ですが、バスで加世田のターミナルに戻り、またバスで、鹿児島本線伊集院駅まで一気に北上。


時は昼。この街で昼飯にしようと伊集院駅前を歩いていると、とんでもないゲリラ豪雨に襲われ、それでもくじけず目標にしていた「薩摩仏蘭西ロワール」へ。いや、少しくじけたけど。フランスふうな料理と地のものを使ったバイキングは、値段的にもお得感。


鹿児島中央駅に戻って、旅の主目的その2、「祝!九州」CMをなぞり九州新幹線を鹿児島中央から博多まで左側の車窓で行く、を決行。当然BGMはマイア・ヒラサワ「Boom!」をエンドレスで。電源が確実に欲しかったのでまたもグリーン車。しかしワシは、「聖地巡礼」もアニメや漫画では無く、CMであり鉄道、ってあたり、(元)宣伝マン&旅鉄として正しい道を歩んでいる気がする。


博多からは、そのまま地下鉄で福岡空港へ。ボーイング787型機は、外観はそんなに特徴的でも無いですが、中に入れば、客席照明は(離陸まで)レインボーで、窓は大きく、シャッターの代わりにスモークになる窓で、座っていろいろいじっているだけでテンション上昇。楽しい!



なんか、書いてるウチに「twitterみたいだな」って思い始めたけど、最後までそのトーンで書き切ってしまいました。確かに文章量は減らせているけど、なんか、つまらんレポートみたいだな……。ま、試行錯誤の一環として、このまま上げてしまおう!