コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

タウンミーティング

勤務先で「ニコニコ町会議」ってイベントをやっております。「町会議」と書いて「ちょうかいぎ」。先日やっていた「超会議」からのイベントですが、ワシは、事務局長をやっていたそれとは違って、町会議での発表内容の調整や使う映像の撮影・編集なんかをやっています。慣れない映像編集にドタワタしてますが、まぁなんとかなるもんだ。


ニコニコ町会議
http://www.nicovideo.jp/chokaigitour/


なので本番中も、全国五箇所の現場にも基本的には行っておらず、東京待機でイベントの進行や情報の更新を見守ったりするのが主な仕事。それでも先日、8月11日(土)に、北海道は長万部町で開かれた回に現場に行って、いろいろお手伝いをしてきました。


基本的には各ご当地のお祭りと併催させていただく姿勢で、長万部では「飯生神社例大祭」というのとご一緒しました。といっても、御輿を担いでってのは前夜にだいたい終わっていたようで、比較的静かな街と屋台の中、町会議会場には多くの、若い方々を中心としたユーザーさん、お客さんにお越しいただき、終始賑わっておりました。とまぁ、イベントの模様はこちらをご覧ください。
http://blog.nicovideo.jp/chokaigitour/2012/08/post-15.html


そんで、実際に現場に行ってみましてね。ありきたりな言い方で恐縮ですが、とにかく「あったかいなぁ」という印象。


集まっているニコニコを好きな人たちはとにかく楽しんでくださっていて、ネットで触れていたカルチャー、そこで活躍する人たちとリアルに接して、自分たちの「好きなもの」が強固に補完されていく、そんなふうにも感じました。なんだろう、ありていにいうなら好きな芸能人がやってきたような感覚かもしれませんが、恐らくそんな単純なことでもなく、カルチャーそのものの肯定感。


だから、その純粋なパワーが温かく感じるのは、嬉しくもあり、ある意味この場では必定でもあるのかもしれません。


それに加えて地元の年輩の方々。ものすごく協力してくださって、ニコニコなんてよく知らないであろう方々が、一緒に祭りに参加し、盛り立ててくださっている。いろいろ気を回してくれたり、相互扶助と言いますか、いわゆる「助け合い」の精神で、見知らぬ我々と一緒になってくださったのが印象的でした。


もちろん、全てが一枚岩ではないでしょうし、批判的な見解もあるんだと思います。そんな中でも、「このハレの日を盛り上げよう」という、ある種の日本人的お祭り好き精神が恐らく根幹にあって、その上で、若い世代が楽しんでいるものを一緒に盛り立てようとしてくださっているような、そんな感じがしました。


生放送なんかを通じても、あるいは今回の現場でも、とかく挨拶に立たれる地元自治体や観光協会とかの長の方がおっしゃるのが、「こんなに若い人たちが集まっているのを見るのは久しぶりだ」ということ。もしかしたら、あまり地元の祭りにこない若い町民もいるかもしれませんし、あるいは周辺の町から集まってきている若者も多いのでしょう。


そういう人たちがとにかく「集まり」、そしてこれをきっかけにまた町が盛り上がっていくなら、(それはまた別の努力が必要になりますが)素晴らしいことだな、と思うのです。


ニコニコという存在が、地方でイベントを行い、特に世代間のひとつの楔になるんだとしたら、それだけでも意義深いことなんじゃないかな……おこがましいかもしれませんが、そんなことを感じました。


個人的に意義深かったのは、長万部町公認の酒場が銀座にあることを知ったこと。最近オープンしたようで、松屋の裏、銀座三丁目にあるようです。長万部町ではロケ弁以外ほとんど食えず、地のものを堪能できなかったから、これは行きたい!(食いしん坊オチ)


おおーい北海道 長万部酒場 銀座店
http://r.gnavi.co.jp/g029010/



本番開始直前のまんべくん(長万部町のキャラクター)


ステージ前に続々と集まってくる人々


まんべくんと一緒に「踊ってみた」をする町役場などの方々