フローズンプラネット

ＮＨＫスペシャル始め、ＮＨＫの取る自然はたいがいすごいものが見られますが、これはまた本当にすごかった。

フローズン プラネット／FROZEN PLANET
http://www.nhk.or.jp/ocean/frozenplanet/

南極と北極、いわゆる地球の極地を、なんでも2年に渡って取材した自然ドキュメンタリー番組です。ＢＳでは少し前から放送していたらしく、また総合テレビでも番宣番組はやっていましたが、先週末満を持して総合で二夜連続放送され、録画していたそれを、まずは一夜目「氷の王国の生き物たち」まで見まして。

躍動するペンギンたち、その越冬の模様、餌を争い鮮血に染まるホッキョクグマ、その穴蔵での出産、冬はひとたび凍り付いて春に氷が融けると動き出す幼虫、氷点下の水中を往く魚たち、チームを組んで頭脳プレーでアザラシを狩るシャチ、冬になり氷に覆われていく南極海。

そういったものたちが、ものすごい高画質で、微速度撮影的な技術も駆使して、いったんどんな角度と距離から撮ってるのか分からないほどの画角で、見ることができます。いやほんと、あのスピードで海中を泳ぎ氷の上に飛び出るペンギンなんて、どうやって撮影したんだよ、と言いたくなるレベル。

そういえば、以前仕事でＮＨＫ渋谷放送局にある「スタジオパーク」で、自然ドキュメンタリーなどを撮る時のカメラやその装置なんかが展示されてましたが、なるほどこうやるのか！と感心した記憶があります。時間もかかるだろうし、何度もリテイクがあるだろうし、それこそこの番組だって、二年取材して放送されるのは合わせて3時間も無いわけですから、それはそれは大変なんだと思います。

でもそのおかげで、普段絶対見られないようなものが見られる、この感動は、やはりまだ、テレビならではなんだろうな、なんて思うわけです。

てことで、その再放送があるからご興味の方は是非に、という日記を書こうと思ったら、再放送の日付を一日勘違いしていて、まさにたった今、一夜目の放送途中、続けて二夜目が放送されるはずです。恐らく、ほとんどの方がこれを読まれているころには終わっているはず……。

ＮＨＫオンデマンドでも配信しているようではありますが、やはりこの高画質を楽しむにはハイビジョンテレビで見たいところ。まぁきっとこれだけ良質な番組なら、また地上波で再放送するかもしれませんので、ご興味の方は今後ともチェックの程。