コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

特撮とのふれあい

東京都現代美術館で開かれている「特撮博物館」に、やっとこ来訪。いやほれ、いろいろな関係性からレセプションに行こうと思いつつも適わず、結果、8月の末日になってしまいました。特撮博物館のなんたるかは、下記公式サイトをご参照のほど。


特撮博物館
http://www.ntv.co.jp/tokusatsu/


行って分かったこと。ワシは意外に、特撮作品に触れていない。


もちろん、年代がずれていることもあるのですが、再放送かはやっていたはずで、そんな中で、ゴジラも、モスラも、ウルトラマンも、実は碌に見ていませんでした。あえてこれ系に入りそうな中で幼少のみきりに見ていたもので言うと、ゴレンジャーの流れを汲むヒーローものと、仮面ライダー系を少々。


後はアニメだったり、映像ではないですがやはり(児童向け)小説、そしてマンガなんかが、幼少時の人格形成に寄与していた模様です。


でしたので、展示物の中でも、実は過去の作品の造形物なんかにはあんまり心惹かれず、音声ガイドも借りたのですがちょいちょい飛ばし飛ばしにしてしまい、あんまり良いお客さんではなかったような気がします。いや、それでも、目の前に展示されているこのミニチュアを使ってテレビ番組を作っていたんだ、って事実には多少なりとも心震わされましたが。


そんな展示の中でワシが一番に心躍ったのは、作品レベルの話ではなく、特撮の「技術」そのもの。これはすごい。何かと言えばCGな昨今、まぁ実際仕事でもそっちと関わることが多いわけですが、「特撮」と言われる範囲の技術を使って「いかに面白く魅せるか」を考えぬいた先人たちの努力と想像力に脱帽しました。


そんな中でも、円谷英二氏の、「子供たちを喜ばせるためなら、周りの大人の都合も考えずにとにかく突っ走った」という話は得心。中々それができる人って、今も昔もいないと思うのです。子供に限らないかもしれませんけど、楽しいものを実現させるためには、人々の笑顔を見るためには何一つ惜しまない、そんな姿勢そのものに感銘を受けます。


自分に特撮への馴染みがないことの発見、それでもこれだけ面白い展示が見られたことに、大きな感謝を。


写真は、展示最後の方のミニチュアを撮ったもの。寄りで撮ると、本当にミニチュアとは思えないものですねぇ。