コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

Jet★搭乗記

ジェットスター航空って、本家オーストラリアでの表記は「Jet★」なのね。どうしても日本だと「つのだ☆ひろ」を連想させますが、日本での表記は「Jetstar★」のようなので、やはり日本のスタッフも同じ想いなのでしょうか(んなわけない)。


てことで、この土日を使って「秘境駅ツアー」的な旅をしてきましたが、その旅記はいずれちゃんと書こうと思わないでも無いので今日はその帰路に使ったジェットスターのお話。


なお秘境駅の方は、日本一の秘境駅と名高い北海道は室蘭本線の小幌駅から、ニコニコ生放送を送信してたりした&次の日曜まではタイムシフトで見られるので、ご興味の方はそちらも。画質はどっちも、モザイクかってレベルですが。

小幌駅近くの海岸から。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv112456986
小幌駅から。(半分くらい送れてませんが)
http://live.nicovideo.jp/watch/lv112459508



さてジェットスターLCC(ローコストキャリア:格安航空会社)として有名で、この7月からは日本国内線に乗り出したことで話題でしたが、機内サービスが有料とか、基本的にトラブル時も便の振り替えが無いとか、で話題になっている航空会社です。


今回、新千歳からの帰りの便を捜している時に、通常の大手キャリアだと3万円くらいのところを8000円くらいで売ってたので、こりゃ安さもさることながら、乗ってみると話のタネにもなるんじゃないかな、ということで購入。4人中2名がこれで帰ってきました。


新千歳空港では、国内線ターミナルの本当の端の端にカウンターがあって、セキュリティゲートも1つしかなくてほぼ専用で使っているような感じ。さらに、出発ゲートをくぐった後3階まで上がる(通常は2階)という、どれにつけても初めての体験。ここまでで結構ワクワクさんです。


機内持込手荷物は規定の大きさで10kgまでのものを1個、ということでしたが、案外皆さん、お土産袋も含めて2〜3個は持っていて、厳密なチェックも無いものですから、結果的に機内持込は大手キャリア並に数も持ち込めてしまっている感。ワシ、リュックに無理矢理全部詰め込んだのに……。


機内は3列シートが左右にあって6列のシートが30番まで、計約180名が搭乗可能な模様。機材は確か、このA320をすごい勢いで使い回しているはず。座席幅は通常のエコノミー並ですが、座席ピッチ(前後幅)は確かに少し狭い。でも、沖縄に行く以外の国内線、すなわち90分以下程度なら全然大丈夫な感。窓際の人がトイレに行こうとしたら大騒ぎではありますが(またげないので全員通路へ)。


機内サービスは有料ですが、これは全然気になりません。だって列車の旅だって基本車内販売有料だしね。最近じゃ大手キャリアだってエコノミーはソフトドリンク無料程度ですから、こんなのあらかじめペットボトルを買っときゃ良いかと。販売価格は、多少割高感があります。


飛行そのものは別にLCCだからってパイロットの質が極端に悪いわけでも無い、と思われるわけで、当たり前ですが特に荒い操縦とかってことはありませんでした。ただ、驚いたのが、とにかく機長がよく喋る!


いやこれ、別に機長が喋り好きってワケじゃないんでしょうけど、通常大手キャリアだと、チーフパーサーあたりがする様々なお客さんへの案内を、だいたい機長がしてるんです。フライト前の安全講座とか、ドアモード変更の指示とか、到着現地の気温案内とか。大手キャリアだと、フライト中にちょっと挨拶をするくらいでしょうけど、最初から最後まで機長の野太い声を聞きまくり。


それによってサービススタッフを最低限まで切り詰めているんでしょうし、全然問題無いんですけど、ほんのり感じる違和感。もしかして機長は、今操縦桿を握りって機材を動かしながらこんなに喋っているんだろうか……と、すごく気になります。いやきっとそういう時の操縦は副操縦士とかだと思いますけど!



結論としては。


やはり、欠航とかそういう時の振り替えとかでリスクが比較的大きいのは確かなので、シビアなタイムテーブルで動いている時、特に仕事の時に使おうとは思わないのですが、乗ってみれば全然内容には問題無いというか、支払っているコストを考えれば充分と思うので、時間へのリスクヘッジが出来る時であれば使えるんじゃ無いかな、と思います。


意外にも、空席は幾つかありまして、大手キャリアの同じ時間帯の便がどれも満席だったことを考えると、まだまだLCCの地位は低いのかもしれませんが、ワシは今回乗ってみて、選択肢のひとつとしてアリだな、と。ま、成田に着くのをどう考えるかってのはありますが、実家が千葉県のワシとしてはそこもなんとでもなる感ですし、スカイライナー使えば日暮里まで36分ですからね。


鉄的、旅好き的に言うと。


青春18切符を使って大垣行き夜行を楽しんでた人なら問題無い。


言うてもやはり狭さやらで気になるところはあります。その点、18切符で大垣行き夜行(ムーンライトながら、の前のいわゆる375M)で、安かろう狭かろう固かろう、の6時間以上の一夜を過ごせていた人なら、こんなのはむしろ高級シートに入るほど。


旅の選択肢のひとつとして、考えてみて良いのでは無いでしょうかね。


あ、あと、キャビンアテンダントさんの制服がシンプルで、ボディラインが出ててステキでしたよ、っと(黙れ)。




写真は、1、2枚目はシートピッチを。2枚目、大柄なワシの膝は前の座席に着くや着かざるやですが、座席下に足は伸ばせます。3枚目は有料メニューから。左中央、珈琲、お茶、紅茶が「パックものだけど200円取るからね!」という感じのコンプライアンスっぷりに吹いた。