ビックリビッグデータ
すんません、タイトルふざけてますけど、内容はシビアな話題。先月NHKスペシャルで放送されていたこの番組、すっかり見逃して録画も忘れていたのですが、NHKオンデマンドでようやく拝見しまして。
ビッグデータと呼ばれる、膨大な情報記録の集積。震災時に、GPS情報やソーシャルメディアなどから得られたそれを分析することで、震災時の人々の行動を知り、いつかおこる「次」の時の対策に活かそう、というプロジェクトを追ったものです。
ワシも(震災は関係ないですが)仕事でビッグデータと呼ばれるものに触れることはありますが、ワシ自身、数値分析や統計としての「マーケティング」には弱いのもあって、こういうものは見るだけですが、見るだけでもそのすごさは感じます。
これだけの記録が残り、分析され、活かされようとしている。そして、番組を見れば思いますが、データはただデータなのではなく、そこに「人」がいる。亡くなった方も、生き延びた方もいる。こういう丁寧な取材と分かりやすい見せ方は、さすがのNHKという感じです。
これまでの先人は、石碑などで災害の記録を残してきました。今、我々は集計と統計が可能な記録を手にしています。番組中でも言っていましたが、これだけの規模の災害でこれだけのデータが残っているのは、過去に例がないそうです。
震災は終わらない。その意味は様々ですが、このビッグデータも震災を終わらせない、終わらせてはいけない大きなひとつになるんだろうと思います。