コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

金(の)たま(ご)審査

危うく、っていうか明らかにアウトなタイトルな気がしますが、まぁオフィシャルでの略称が「金たま賞」なんだから仕方ない。女子大生がそう読んでるんだぜ!

 

 

……贔屓目に見ても暴走気味なマクラで恐縮ですが、今日は母校である日大芸術学部の芸術祭で、出自であります文芸学科のイベント「金のたまご文学賞」ってのに、審査員としてお招きいただき参加してまいりました。

 

金のたまご文学賞 運営ブログ

http://goldenegg112.blog.fc2.com/

 

 

そもそもこの「金のたまご文学賞」、ワシも案内のメールをいただくまで知らなかったのですが、芸祭でもう六回やっているらしくて、文芸学科では毎年、1〜3年生がそれぞれゼミで「ゼミ雑誌」という本を作るのですが、そこに掲載されている作品やその本の装丁などから素晴らしいものを選ぶコンテスト。ワシも現役の頃は、作品を書いたり編集をしたりしていたので、大変馴染み深い文化です。

 

 

その中に、ゲスト審査員による「スカウトキャラバン」というのがあって、学生が下読みして選ばれた創作作品から、それぞれが素晴らしいと思ったものを選ぶコンテスト。まぁ実際にスカウトするワケでは無いですが、いい人がいればスカウトしても良いのでしょう。

 

 

毎回、小説家や編集者などを呼んでいるらしいのですが、今年も小学館やフリーの編集の方、文芸学科の先生もやっているWEBマガジン編集者などがいて、その中であからまさな違和感であるワシ。まぁ一応、カルチャー的な仕事はしてますし、今の業務は小説関連ではありますがね。

 

審査員陣

http://goldenegg112.blog.fc2.com/blog-entry-36.html

 

 

そんでまぁ、読んだ原稿と、ステージ上でのアピールを見て、良いと思った人を選んでください、という形式だったのですが……まず、選ばれた5作の作者が皆女性で、その方々が皆、控えめな方もいましたがアピールでもしっかり自己主張のできる方々で、現在の文芸学科の女子力の強さを思い知りました。ワシの頃も女性の方がしっかり作品作っていたけど、今時の若者はまた違うなぁ……と良い意味で感じます。

 

 

そして五作。正直、良し悪しもありましたが、それぞれ個性的で、荒削りながら読み込みがいがありました。その中で、読んでて一番心の動かされた、心に変化をつけてくれた作品を選んだんですが、それは技術的にも旨かったので、いやはや侮れません。

 

 

盛り上げのために!と担当している昔なじみの准教授にもいわれて、何故かワシもステージ上でパフォーマンスなんかもしてしまいましたが、母校でこれまた楽しい経験をさせていただきました。ま、アレだね、ワシはホントに日芸をこじらせている=母校好きだね。

 

 

そんで。イベント&懇親会終了後、芸祭を見て回りましたが、ワシがいた頃と比べても展示やイベントの数が増えていたなぁ、という印象を受けました。元々芸術学部だから多いのですが、個人や芸祭のためのサークルなどでやっているんじゃないかな、というものもチラホラ。某ニコ動もそうですが、発信側も受け手側も、ニッチなものが群生し、表に出てきているのかな、なんてことを感じます。

 

 

芸術祭は明日明後日とありますので、ご興味の方は是非足をお運びくださいませ。

http://www.art.nihon-u.ac.jp/geisai/