コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

せをはやみ。

昨日は、昼夜と新年会的集まりに行って参りまして、昼は高校時代の同級生と、その中の夫婦の家に行って宅飲みして食って夫婦の娘と人生ゲームとかやって。夜は、大学の後輩たちと、今住んでる江古田ご近所飲み的新年会で洒落乙フレンチに行って美味しい料理とワインを堪能し、その後後輩の家にお邪魔して宅飲み。


んで、その後輩宅で、後輩の彼女さんのススメでベロベロに酔っ払いながら百人一首をしてみました。しかも、読み上げのCDを図書館から借りてきているという用意周到ぶり。そんで、百人一首とか、たぶん20年ぶりくらい。


ワシは読んだことが無いのですが昨今、「ちはやふる」という競技カルタを題材にした作品が人気らしく、なるほど面白いテーマだな、と思いつつ、まだ触れられていません。まぁそのせいってワケじゃ無いでしょうが、その在原業平の札は皆が狙ってみたり、まぁわいのわいの楽しくカルタりまして。


結果、ワシは15枚で、4人中4位と惨敗。ひとり、カルタ部だった人がいたのも敗因と思いつつ、そもそも驚くほど百人一首を覚えていませんでした。そもそもそんなに覚えていたわけではありませんが、記憶力の衰退を強く感じるほどに歳を重ねたのかもしれません。


そんな中、唯一覚えていた「一字決まり」が、77番、崇徳院の「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」。そしてこれを覚えている理由が、漫画「シティハンター」でこれに絡んだエピソードがあったから。歌に込められた切なさは、若かりし身にも強烈に印象に残りました。


なので、それだけは取りたいと思っていて、見事に取れたので、自分的には惨敗しても満足。試合に負けたけど、勝負に勝った気分。


好きなものだけでも手元に残れば良い。ある意味当たり前のようで、中々実感は出来ないことを、ベロベロになってやる百人一首から実感するとは、我ながら謎すぎる連想。