コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

晴れたから市原、行ってみた

ってまぁ、もうひと月くらい前の話ですし、本当に楽しかったのですぐにもオススメのテキストだけでも書きたかったのですが、気が付けば今週末が、会期末……嗚呼、せめてGW前に書いていれば!

なんて嘆いたふりをしつつ、特にここで書いたところで影響力が無いのは充分承知の上ですが、紹介&オススメしたい気持ちは本当なので、今更でも書いてみようかと思います。作品のネタバレは、写真でひとつだけありますが、他にはございません。

『晴れたら市原、行こう!』

というキャッチコピーで、今年の3月21日から5月11日まで行われているのが、『中房総国際芸術祭いちはらアート×ミックス』。
http://ichihara-artmix.jp/

越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭や、瀬戸内国際芸術祭を手がけた北川フラム氏が総合プロデューサーで、そのどちらも大好きなワシは、氏のプロデュースする芸術祭が地元・千葉県で行われると聞いて小躍りしたものです。

とはいえそこは、地元故の不安。その舞台となる小湊鐵道はとてもすてきなローカル線ですが、あの周りでアートイベントをやって成立するのかしら……なんてのは、考えてみたら越後妻有の時に既に解消されていたのでした。

ある晴れた日曜日。お、もしや今日は夜の打ち合わせに間に合えば行けるのではないか、市原行ってみるか。と家を飛び出して向かった、田園と花畑に囲まれた会場エリアの各作品は、その風景への融け込みも含めて、とてもとても楽しいものでした。

里山の中に作品があるものもありますが、メインは廃校となった学校での展示。その中にはシンプルで分かりやすいメッセージ性の高いものや、何が言いたいかはよく分からないけど綺麗なものまで、まぁいろんな種類の作品が並んでいます。

二日間掛ければ全作品を回れるくらいの広さ&作品数で、ワシは1日しか行けていないのでだいたい半分ちょっとを巡りましたが、その中でもここは行った方が良い小学校は、旧里見小学校と旧内田小学校。まぁ前者は実質メイン展示場みたいなところもあるので、ほとんどの方が行かれると思いますが、いやはやバラエティに富んだ作品群が楽しかった。

そして何より素晴らしかったのが、芸術祭用バス網の整備。元々自家用車での来場は推奨されていないのですが、それなりの頻度でそれなりの接続で、各作品群を巡れるバスが走っているのは、そもそも公共交通機関旅人としてもありがたいです。

最も、ちょっと行き先分岐のややこしいところや、時刻表通りなら接続できるはずが接続元のバスが数分遅れたら待たずに接続先のバスが発車してしまい1時間近く待たされるなど、オペレーション的に首を傾げる部分もありましたが、そこは今後の改善に期待。

てことで、作品内容云々では無く、とにかく時間あったら行ってみて!という紹介に留まりましたが、ホント、きちんと楽しめるイベント・芸術祭だったのが、(失礼ながら)意外でもあり嬉しくもあり、でした。

そんなワシも、もう一日かけて回れなかった作品群を見たいなぁ、でも時間作れないなぁ……と思っていたら、今週日曜日の仮予定が飛んだので、会期末日ではありますが、残りの作品群を見てきたいと思います!楽しみ!

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写真1枚目、小湊鐵道飯給駅にて、水を張った水田に映る駅と桜と菜の花と。

 

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写真2枚目、旧里見小学校の作品「プリンシパル オフィス」、氷漬けにされた校長室。

 

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写真3枚目、旧内田小学校の廊下をセピアカラーで、この廊下は作品ではありませんが(実は作品の一部が少しだけ写っていますが)、とても雰囲気のある校舎です。