コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

銀河の歴史が、また1ページ

小説を書きたい、文章書きになりたい。


そう明確に思ったのは、中高生のころに「銀河英雄伝説」や「創竜伝」を読んだ時でした。全くのフィクションなのに、ひとつの歴史を創りあげているそのすごさに感銘を受け、ワシも紙上に歴史や人生を創りあげたい、と思ったのです。


その結果、大学は日芸文芸に行き、それが生き様に多大な影響を与えているのですから、ワシの人生を決めた一冊(何巻もあるけど)と言って良いと思います。

 

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昨夜はそんな銀英伝のイベント「銀河英雄伝説 〜Forever Yang〜」を見に、サントリーホールへ。このイベント、大阪にある「海鷲」というバーのスタッフが、ある意味個人レベルで主催しているですが、サントリーホールを借りて、作者の秘書も来て、名だたる声優陣が揃うという、すごいもの。


そこで、オーケストラ演奏で銀英伝のアニメで使われてた楽曲が様々に演奏され、その合間合間に出演声優さんの小芝居(含む茶番)が挟まり、特にアニメが好きな人には溜まらないんじゃないかな、と思う内容。ワシは小説原理主義者だけど、もちろんアニメも面白く見ているので、じんわりと堪能しました。


主催者と知己の方が誘ってくれたので、取ってくれたSS席はまさかの最前列。目の前でキートン山田さんとか井上和彦さんとかが、キャゼルヌやアッテンボローを演じている贅沢さと言ったらない!とはいえ、やはり声優さんたち、アニメ終了から20年近くが経って、声が変わられたな、と感じる場面もしばしば。


そういえば。オーケストラコンサートに行ったのも久々だけど、最前列で見たのは初めてで、じっくりと指揮者を見てたら、やっぱりオケの指揮者って大事なんだな、と思いました。最近、のだめカンタービレを全巻読んだこともありますが、指揮者無しでも演奏はできるかもだけど、指揮者が演奏を支配するんだな、と感じます。閑話休題


イベントの大ラス、フレデリカの台詞から会場中での自由惑星同盟国歌の合唱、すなわち8巻最後の「八月の新政府」の再現は、思っていた以上に震えました!色んな年代の人たちが集まってましたが、銀英伝好きで作ったこの一体感はすごかった……。

 

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そしてイベントが終わってふと物思い。ワシにとって、旧アニメ版はこのイベントで一区切りついたな、ということ。2017年から始まる予定という新アニメ版は、旧作を引きずらずに、全然違う演出でもキャラデザでも良いしCGでも3Dでも良いので、銀英伝の新しい世界を見てみたいな、と。


なにせ、それでも揺るがない原作小説があるんですから!