コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

森ヒロコ・スタシス美術館のこと

ワシの好きな画家で、スタシス・エイドリゲヴィチウスなるポーランドのアーティストがいるのだけど、日本で唯一その作品を常設展示しているのが小樽の「森ヒロコ・スタシス美術館」。銅版画家の森ヒロコさんが、親交のあるスタシスの作品を自らの美術館に置いているもの。

 

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ワシも何度かお邪魔したことがあって、一度はmixiのスタシスコミュニティのオフ会もやって(まさかの小樽に4人集まった)、その時の参加者の計らいで館長の長谷川さん、森ヒロコさんご自身とも交流させていただき、小さな美術館で至福の時間を過ごしたこともあった。

 

ところが3年前に館長の長谷川さんが、そして一昨年は森ヒロコさんが逝去され、想い出もあったのでとても哀しい気持ちになったんだけど、先月、小樽に行った時に思い切って美術館を訪ねてみた。とはいえずっと休館しているので、前に立って浸ってただけなんだけど。

 

入口に描かれたスタシスの絵はかなり風化してきていて、また胸の潰れる思い。覗き込んだ館内は、オフ会で来た時(9年前!)のまま。初めて訪れた時(14年前!)スタシスの絵の前で撮った森ヒロコさんの写真を引っ張り出してみれば、懐かしさが溢れてきた。

 

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森ヒロコさんとスタシスの絵(2005撮影)


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その絵(2019撮影)


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美術館入口のスタシスの絵(2005撮影)


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すっかり風化してしまった(2019撮影)

 

 

そんなノスタルジーに浸りながら小樽を辞してたワケだけど、何でも明日からGW中、小樽の「あとりゑ・クレール」というところで森ヒロコさんの遺作展をされるのだとか。ワシは行けないけどご案内だけ置いとこう。

https://otaru.gr.jp/tourist/atoriekure-rumorihirokotenn