コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

遊んでみた〜マーダーミステリーゲーム

昨日プレイしたマーダーミステリーゲーム「王府百年」所感。

そもそも何それ、という方も多いと思うけど、このゲーム、まず各自がプレイするキャラクターとその設定、背景を与えられ、他のプレイヤーとの議論や密談、取引を通じて、各キャラクターのミッションを達成する、会話型の推理ゲーム。

 

〈参照〉
概要

https://note.mu/t_mizutani/n/n66619a7c1e9e

遊び方の流れ

https://note.mu/t_mizutani/n/na9734d2434ee


中国では「謀殺之謎」と呼ばれ、食事をしながら楽しむ遊戯として流行ったらしく、最近日本にも輸入されて徐々に市民権を得ているのだとか。東中野のディアシュピールなるボドゲ屋でやってる会は、毎回満員の盛況っぷり。

特色の一つは、シナリオはきっちり決まっていて且つミステリーなので、一つのシナリオは一度遊んだら、成功失敗問わず二度と遊べないこと。その点はリアル脱出ゲームにも通じるところがある。

今回遊んだ「王府百年」は、中国の都市開発プロジェクトの始まりを祝う会食のあと、関係者が死亡しているのが見つかり、その原因(犯人)を探すのがメインミッション。ワシがプレイしたキャラクターはマークスという名のロシア人投資家で、彼を含め全キャラ、設定に基づくサブミッションもある。

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前述の通り、各キャラには詳細な背景設定と当日の行動が決められており、それを会話しながら、時には嘘をつき、時には隠し事をし、互いに探りあいしつつ犯人を見つけていく(犯人はバレないように誤魔化していく)。その点ではロールプレイ要素も強くて、没入感がある。

元々中国のゲームなので、今回は日本の有志が翻訳してくれたツールを使用。元の設定の作り込みの甘さや、翻訳ものゆえ認識しづらい部分(翻訳が悪いのではなく、元々の文化やニュアンスの違いが表現しきれない)はあったが、それはさておいても大変に面白かった!

ワシはこのタイプのゲームには馴染みがあって、言うまでもなくTRPG。ミステリー系のシナリオを遊ぶセッションの感覚に近い。TRPGが、キャラは基本的にプレイヤーが作るのに比べて、予めキャラ設定が固定化されているのが違い。そして、サイコロは用いず会話のみで進めるのも違いと言える。

TRPGではGMを務めることもあるので、プレイ後はこのゲームの可能性の広さを感じて軽く震えてしまい、作る側になりたい欲求すら生まれてしまった。合う合わないは当然あるけれども、体験型遊戯が好きな人には全力でお勧めしたい!