メ芸2020
第23回文化庁メディア芸術祭受賞作品展行ってきた感想。会場は今年も日本科学未来館。無料だけど、時節柄事前予約制、と言っても会場入口でも予約出来てるようだけど。
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毎年どんどん分からなくなるアート部門は、今年も順調によく分からないものばかりだった。「drawhearts」のコンセプトは面白かったかな。
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アニメーション部門、大賞は「海獣の子供」。未見なので観ねば。「天気の子」はソーシャル・インパクト賞で大納得。ごんぎつねをモチーフにしたコマ撮りアニメ「GON」はめちゃくちゃ面白そうなのでどこかで観たい。「向かうねずみ」は、手法とコンセプトがいいなー。
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マンガ部門は、まさかの「闇金ウシジマくん」がソーシャル・インパクト賞。最も文科省から遠そうな作品なのに。大賞、優秀賞、新人賞のはどれも読みたいなー。特に「ロボ・サピエンス前史」「ダブル」「鼻下長紳士回顧録」「未来のアラブ人」は必読としたい。漫画読んでないなぁ。
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エンターテインメント部門は、大賞がオリンピックもので、嗚呼、と。でもその作品「Shadows as Athletes」は、カメラワークというか撮り方が面白くて結構好き。その作品や、amazarashiの武道館ライブ(優秀賞)などを見て思ったけど、『欠落を受け手に補完させる』作品が面白みを出している。
「移動を無料に」として広告モデルでタクシー無料の仕組みも受賞していたけど、やはりこの先広告モデルって先細りするから、いっそタクシーのサブスクリプションモデルとかやっても良いよね。既にあるのかな。
あと、ちょっと衝撃だったのは、東日本大震災関連作品なんだけど、そろそろ震災後に産まれた子供たちを主題に据えた作品が出てきているんだな、ということ。まもなく10年という時は、やはり重い。