コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

国盗りの旅〜畿内〜

明日から出張で和歌山でして、朝からなので前乗りで行くことにしまして。どうせなら、と朝早く関西に来て、なんか旅でもしようかという腹積もり。で、フツーの旅でも良かったんですが、なんか畿内エリアで細かく分かれていたりする「ケータイ国盗り合戦」の国潰しをしようと思い立ちました。
http://kntr.jp/pc/


大阪までは今回は飛行機を使うことに。いや、一度JALの国内線ファーストクラスってのに乗ってみたくての所業ですが、なかなか快適に過ごせました。朝ご飯が出てくるんですが、白米がふっくら美味しく出来上がっててビックリ。CAさんのサービスも良いし、+8000円は考え物だけど、たまには良いのかも。でも普段はクラスJで充分。


さて、思い立っての国潰しなのでお得な切符はおろか、そもそもどう回るかも考えていません。一応、地図とにらめっこして自分の盗れていない国をどう効率的に盗っていくかを考えますが、移動しながらなのでその内面倒くさくなり、ざっくり方針だけ決めて後は行き当たりばったりで時間とか調べることにしました。


伊丹空港でまず二国。実は飛行機にしたのはこの空港周辺の二国を取りこぼしていたからってのも少なからずあったりして。で、そこからモノレールでひと駅、蛍池で阪急宝塚線に乗り換えて梅田、JR大阪駅に乗り換えて大阪環状線で京橋に行き、そこで学研都市線片町線)に乗り換えて、京都府は木津へ向かいます。


木津からは南下して、奈良県を盗っていこうと考えますが、なんかここの「柳生」エリアが鉄道では盗れない場所とのこと。でも、関西本線の加茂−笠置間で一瞬だけ柳生の電波を拾う、いわゆる「レア盗り」ができるかもしれないということで、1時間に1本の笠置駅へ。上りと下りの交換に30分ほどあったので街を軽く散策しましたが、まさに鄙びた田舎町。日差しの明るさが古びた駅前を静かに照らします。


でそのレア盗り。往路は盗れなくて臍を噛んだのですが、復路で盗れたので一安心。奈良に入ってもうひとつ面倒くさそうな「宇陀」を盗るために、桜井駅で降りて近鉄を榛原まで往復。無事盗れたので、桜井から高田、そのまま和歌山線を和歌山方面に向かいます。


で、今宵の宿は和歌山なのに、あえて橋本駅で降りて、南海高野線河内長野駅、近鉄に乗り換えて大阪阿部野橋に向かいます。これも、このエリアの未取得国を盗るため。阿部野橋からはJR阪和線に乗って、これまた国を潰しながら和歌山までやって参りました。ついでに、枝線を和歌山市駅まで行って還って来たのは、こちらは国盗りではなくかつて国鉄全線完乗をしようと思っていた小学生の頃の、三つ子の魂が残っています。


和歌山では食い物を堪能。これまた全くの予習無しで来ましたので、ホテルでテキトーに検索して、和歌山ラーメンの「井出商店」というところに行ってみることに。和歌山ラーメン、ってジャンルには興味津々だったんですよ。
http://r.tabelog.com/wakayama/A3001/A300101/30000031/


お店は小さくせせこましい感じですが、ラーメンの味は美味い!醤油豚骨とのことで、このお店は特に豚骨の臭みが博多並みとの評判を見聞きしていたんですが、まぁ考えたら博多のガチ豚骨も美味しく感じるワシならその臭みもナイス調味料。でも人によっては苦手とするかもです。麺は若干柔らかめか。チャーシューはトロリとしたワシ好みの味。醤油豚骨はもちろん、いろいろ奥深い味のするスープを最後まで飲んで味を楽しみました。


が、そのラーメン屋、ビールがなかった!てことで、街をぶらぶら歩いて見かけた寿司屋「梅屋」にふらり。ビールと酒を飲みながら軽く寿司でもつまもうという魂胆でしたが、結果ツマミも頼んでがっつり食うことに。順番おかしいですな。
http://r.tabelog.com/wakayama/A3001/A300101/30000138/


神戸牛のホルモン焼き、紀州名産という「うめどり」の玉子を使っただし巻き、などなど。寿司は鯖とマグロと鱧の押し寿司を頼んでみましたが……とにかく美味い!これはなかなかに当たりのお店ではないですか。焼酎も「きろく」「山翡翠」といただきましたが、結構面白い味でまた他にもレア焼酎が揃ってて、このラインナップもなかなか。でもお会計は4000円弱とか、安い!


ドタバタした一日ながら、国は結構盗れたし最後に和歌山の夜は味を堪能するしで、充実した一日でございました。国の方はなんだかんだで、今日一日で27国取得。全く無計画なところから行ったことを考えれば、それなりではないかと。やっぱり旅はアドリブですなぁ。あ、一緒にやってたコロプラも、結構たくさんスタンプ押せましたよ。


で、思うんですが。一見無駄な行き来ばかりしているように見えるでしょうし、実際無駄なんだろうとは思うんですけど、たまたまこうした位置ゲーの縁で降りた駅を散策したり、乗った路線の車窓を眺めるのは、ワシの旅のスタンスにすっげぇ合ってるんですよね。例えば笠置なんて街、今回のことがなければ降り立つことは恐らく無かったでしょう。でも、それで街を歩いてみると、これが結構楽しい。


twitterで「寄り道に意味を与えてくれるなんて素晴らしい遊び。」というリプライをいただきました、確かにそうだなー、と思いつつ、同時に「寄り道そのものを作ってくれる遊びなんだな」と思うと、より楽しくなってきました。