コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

怪奇月食

完全に時流に乗り遅れた上に駄洒落かよ!なタイトルですが。


先日12月10日、かなり状況の良い皆既月食が見られたと言うことで、twitter界隈じゃ相当盛り上がっていたように思います。かく言うワシも、出張で北京におりましたが、もちろんそこからも見ることが出来ました。


まぁ、移動中に部分食で、その時ちょうど行こうとしていたお店に入ったところで中心食(完全に地球の本影に入った状態)になったものですから、皆既月食状態は一瞬見ただけでしたが。


で、思い出したんですけど、皆既月食の時って月が赤くなるんでしたよね。


一応、元天文スキーでしたから、子供のころの知識ながらにそんなことを覚えておりましたが、もっとはっきり思い出したことがひとつ。


まだワシが今の家に引っ越す前ですから、どんなに遅くとも9歳のころ、そしてその家の近くの森が、住宅地として造成を始めてましたから早くても5歳くらいの時、その4年くらいの間に、ものすごい真っ赤な月を見た記憶があるのです。


住宅地になるべく切り開かれた森、ただまだ整地しただけだからその遠くまで見渡せる場所で、大きく赤い月が煌々と、でも鈍色に鎮座していて、当時にワシには本気で、地球の終わりが来たのかと感じました。


あれって結局いつのことだったんだろう、ってのはすっかり忘れていたんですが、これを機に、ちょっと調べてみました。1978年から2051年までの、日本で見られる月食の一覧を書いてあるサイトです。


月食一覧表
http://homepage2.nifty.com/turupura/gessyoku/ichiran.html


で、ワシの5歳というと1981年、9歳というと1985年ですから、その間にあてはまりそうな月食は、1982年1月10日と1982年12月30日と1985年5月5日。この中で、1982年12月30日だけが20時台で、他の日は朝4時台ですから、子供のワシが見たとしたら前者の時間のはず。


と考えると、1982年12月30日の夜、6歳のワシがそれを見た、ってのが単純な帰結になるのですが、ただ、まったく「年の瀬」だった気がしておらず、さらに言えば冬だった気すらしないのです。曖昧な記憶の中では、秋口だったような、そうでも無かったような……。


もしかしたら、あれは月食ではなく、なんか別の天文現象か、あるいはやはり子供の心に反映された怪奇現象だったのかな、なんて埒もないことを思いやってみました。