コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

北京食記

先週末は金曜から日曜まで出張で北京に行っておりましたが、当たり前ですがお仕事がありますしそもそも実滞在時間は40時間程度でしたからワリとバタバタな気がしますが、それでも主に食を中心に楽しめたのも事実でして、今日はその備忘とか。


1.
初日、中国人コーディネーターさんに、ベタに北京ダックのお店を聞いてみたら、ご案内いただいたのが「全聚徳」。……ワシ、銀座で行ったことあるよ?(写真三枚目)


図らずも本店巡礼的になってしまいましたが、確かにこのお店、北京でも有名店で市内に何店かあり、観光客向けに洗練もされている模様。ちなみに東京では、銀座と新宿にあります。


お味の方は、安定の美味さ。東京と変わらない味……というよりは、東京が北京と変わらない味で出しているってことなんでしょうね。ここの北京ダックは、例の皮に包んで食うのも美味いのですが、一番最初に出てくるダック皮に砂糖をまぶしたものが絶品で、こちらでも楽しめました。


他にも様々な中華料理を食しましたが、どれも概ね美味にて満足。変わり種では「蠍」をいただきまして、虫系嫌いのワシには食うのに勇気がいりましたが、実際食べてみたら意外に食えましたし、味も悪くなかった。でも、見た目でもう一度はごめんこうむりたい。


2.
二日目のランチで行ったのが「金鼎軒」。こちらも市内に幾つかあるようですが、なんと24時間営業の点心屋。単価もそんなにお高くないからか、昼時ということもあって大賑わいでした。しかも、店内で結婚式があったらしく、そこと同じフロアに案内されて、すぐ向こうでは賑やかにお祝いをしているという異空間。別部屋とかでなく、完全に同じフロアですよ。笑。


こちらもお味は良く、点心の数々はもちろんながら、一品料理や、パラパラに仕上げられた炒飯など、ザ・中華料理な感じでした(写真二枚目)。何言ってるかよく分からんね。多少の場末感があるわりには、ホスピタリティも以外に良かった気がします。


3.
同じ二日目の夜に行ったのが「金五洲」。火鍋のお店とのことですが、大きめな鍋で辛いタレとあっさり目の白湯タレが両方入っているものはもちろん、各個人用鍋でも楽しめる(その場合はひとり一タレ)という親切なお店。どうやら、この店の辛いタレは洒落にならなく辛いようなので、ワシはあっさりをチョイス。それらは煮るタレですが、煮た肉を浸けるタレもいろいろ選べました。


肉も、牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、鹿肉……とバラエティ豊かに頼みます(写真一枚目)。他の種類もあったかも。さらに変わり種、豚の脳味噌なんてのもありまして、こちら煮てみれば、あらこれは白子っぽい。予想外に美味しくいただけました。


あとこの店で特筆は「白酒」。小糊徐仙(「徐」は、正しくはサンズイに「余」)ってのの38度を頼んだのですが、これが過去飲んだことのある白酒の中でも断トツ!フルーティでめちゃめちゃ美味い。ボトルで頼んで、強めの酒なので残してしまったのが残念。


他.
そんなこんなで、食事は散々美味しく楽しみましたが、他にも、宿泊したグランドハイアット北京のロビーフロアにある中華料理屋が、朝はお粥を中心にしたバイキングで、粥の種類も豊富な上、付け合わせとかサイドメニューもいろいろあって中々楽しかったです。味も安心の平均点。


あと、ホテルの近くに吉野家を見つけてしまったので、ついカッとなって食ってしまった。こちらも安心のジャパンプロダクト。いつもの米と肉とタレ。でも、その入っている商業施設で、いわゆる大部屋に扉の無いトイレと初めて遭遇し、こっちむいてしゃがんでいる店員の姿に衝撃を覚えるなど。


さらに、ホテルの名前は忘れましたが、三元橋の方で「ジパング」という日本料理や日本酒中心のバーに行ったり、同じくそのエリアの日本料理の店でラーメン食べたり。


まぁ帰国後に、3kg増えてたのもさもありなんですな。



観光の時間てのも無かったのですが、現地コーディネーターの方が移動の途中にちょっと立ち寄ってくれたりして、天安門&広場を見学したり、擁和宮(ようわきゅう)というラマ教寺院を見たり。チベットと中国の微妙な関係は分かっていますが、それでも多くの参拝者を見ていると、不思議な感じです。


▼参照リンク

全聚徳
http://www.quanjude.com.cn/
※全聚徳 三元橋店
http://www.quanjude.com.cn/restaurantinfo.php?auto_id=21&optionid=19
日本の「全聚徳」
http://www.zenshutoku.com/

金鼎軒
http://r.gnavi.co.jp/beijing/jp/cb89562/map.htm
http://www.jtb.cn/info/restaurantStore.do?area=BJS&rstId=425
行ったのはこちらのお店(地壇店?)
http://weeklychinalife.seesaa.net/article/184555099.html

金五洲
http://www.dianping.com/shop/508682
http://www.chainavi.cn/beijing/user.html?sid=1644