コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

一手間、一工夫、一苦労

なんか最近、ここで書いてることの8割が旅関連な気がしますが、まぁもうそういう話題が好きなんだから仕方ない。


一昨夜になりますが、会社の兼大学の後輩と、礼文島の話をしておりました。北方領土を覗く日本最北端の離島である礼文島には、ワシも五年前の夏に訪問しまして、桃岩荘というこれまたひと癖もふた癖もあるユースホステルに泊まったり、島を縦断する「8時間コース」なるハイキングで人生初の脱水症状を起こしたり、まぁ何かと強烈な思い出の残る場所です。


※以下のリンク先は全てmixi内になります。
桃岩荘宿泊のテキスト「ミーティング(9/2-1)」(この前後で旅記してます)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=548814083&owner_id=65677
脱水症状のテキスト「歩こう 歩こう わたしカラ元気〜♪」
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=551536912&owner_id=65677
礼文島のフォトアルバム。案外好評。笑
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=22650075&owner_id=65677


で、その後輩はその当時、桃岩荘でヘルパーとして働いていたのですが、そんなこんなで懐かしい話をしていたら、猛烈に礼文島に行きたくなってしまいましてねぇ。。。


そのまま一昨日の深夜、9月の3連休を使って行く日程で、取りあえず飛行機だけ押さえていました。


いや、元々、そろそろ再訪したいな、という思いはあったんですよ。で、前回は行けなかった隣島の利尻島にも行って、可能なら利尻富士にも登ってみたいな、と思ってたので、会話から一気に着火した勢いで、つい……。


でまぁ、行程の話なんですけどね。


後輩と話した時は、稚内往復のエアーで行くもんだろうし、今なら先割りとかで安いよねぇ、って感じだったんですが、いざ調べてみたら、往路は稚内着が11時過ぎで、礼文だろうが利尻だろうが、稚内から島に行く船が最終便(15時台出船)になってしまって、島に着いたらもう夕方なんですよね。


帰りも、稚内発のエアーに乗ろうと思ったら、島を午前中には出なければいけない。実質現地(島)滞在時間が40時間もなく、両島に「行く」ってだけなら行けるとは言え、あんまりいろいろ出来る、あるいはのんびりできる感じがしない。


そこで思い出したのが、前回礼文に行った時の往路に使った、札幌と稚内を結ぶ都市間バス。一日に何便か出ていますが、深夜便もありまして、金曜日の仕事を早めに(と言っても18時過ぎですが)あがって、それを利用したのでした。


果たして今回も、金曜日の早めに仕事を上がって新千歳へ飛び、札幌で深夜バスに乗り換えて土曜日早朝に稚内着。そうすると、6時台の船に乗って丸一日島旅を堪能できます。帰りも、島からの最終便で稚内に戻り、稚内23時発の深夜バスに乗れば火曜日早朝札幌着。そのまま新千歳の朝便に乗れば、出社時間少し遅めの会社に間に合うではないですか。値段的にも、エアーは先割りで買って、稚内往復するより数千円高い程度で行けそう。


ま、とはいえ全行程中2夜も深夜バスに乗るって、実際結構な疲労には繋がるのですが、まぁそれはそれ、無駄にある体力を活かして凌ぐ方向。まだ、年寄りの冷や水と言われない程度には、旅体力があると信じております。火曜日の出社時、使い物にならないようになってないことを祈る。普段から使い物にならないことには目を瞑る。笑。


なんにせよ、実質島滞在時間は56時間くらいに増えて、これだけあればいろいろ楽しめる予感。



こうした「一手間」を加えて、ベーッシクなプランに「一工夫」して、それは結果として「一苦労」を背負い込むことにはなるのですが、結果としてメリットを得る、って、今回は旅のプランの話ですが、結構、仕事でも日常生活でもあることなんですよね。


その手間を惜しんじゃうと、どっかにがっかりするところが残ったりしちゃって、もっと良策があったのではと煩悶としちゃって、結果、「そこそこ楽しかったけど……」ということになりかねないな、と思います。


ま、これは突き詰めると、どこまで追ってもキリがないし、「一手間」の程度に妥協があったりもするわけですが(今回の旅プランで言えば、金に糸目を付けない、っていうことはしない)、何かボトルネックに感じるところがあるなら、その打開策に常に想像を巡らせるのは大事だな、と。そして、案外それをしない人ってのもいるな、と。


新しいもの、新しいことを考え続けるだけが価値ではないですが、現状や一般論を守るだけでは価値は薄れていくはず。多少の苦労は背負ったとしても、その意識だけは、常に持ち続けたいものですね。


……旅の話が、何の話だ。笑。