コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

幾つもの視点、同じ地点

先週末、月曜日まで使っての二泊三日、今期2回目となる越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭」に行ってきました。

公式サイト
http://www.echigo-tsumari.jp/


まぁ、その旅記はまた長文を書くかもしれませんが。


その三週間前は同じ世代の友人と行って、同じ場所に行っても全く違う感性で言葉に出来るってのが楽しいな、ってのを、旅記の最後に記しました。

違う感性、同じ地点
http://d.hatena.ne.jp/tomosaku/20120907/1346982542


今回は、最初の一泊二日は、前々から行きたいと言っていた母&兄を案内する形。二日目の昼にその二人とは別れて、今度は大学の出自ゼミの先輩たち6人と合流してさらに作品鑑賞。という、ちょっとトリッキーな巡り方をしました。


案内については、基本的には既に巡って「これなら面白がってくれるかな」という作品を中心に(もちろん新規も幾つか見ましたが)回りましたし、今期初めてとなる先輩方とは、やはり話題作を中心に巡ったりしたので、結果的にワシは、今期だけで3回巡った作品も出たほどだったりします。


そしてやはり、人が変われば視点もかわる、皆さんと感想のやりとりをするのがとても楽しかったのです。


母&兄は、そんなにアートに対して造詣が深いわけではないですが、結構感受性は豊かなのと、やはり親子だからか、感覚的にワシに近いものがあって、特に母なんか76歳といい歳なのに、結構、的を射たことを言ってきます。先輩方は、やはり日芸出てるしエンタメ業界で働いている方が多いおかげか、様々な知識や繋がりを教えてくれる。


そうしてまた、ワシの理解も深まっていくのです。


ワシは、たいてい美術館も博物館も独りで行きます。映画や芝居も独りで行っちゃいます。そこであまり感想の共有を必要とはしていないのですが、やはりきちんと言葉の交換が出来ると、何かアイデアを考える時に複数人で考えると思わぬ発想が出てくるように、深まっていくものがあるな、と。特にその視点が多いほど。


ま、当たり前のことなんでしょうけど、それを強く感じた今期の「大地の芸術祭」巡りでした。イベント期間としては今週末、9月17日までですので、ご興味と時間のある方は是非に。それ以降も、常設展示やイベントはありますので、是非に!


写真。1枚目は有名な「星峠」の棚田、2枚目は川西エリアの作品「越後妻有レインボーハット2012」、3枚目は二日目に先輩方と宿泊した「脱皮する家」での宴会。