コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

渋谷で瀬戸内

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今年は「瀬戸内国際芸術祭」の開催年だそうです。「トリエンナーレ」ですから、開催は3年に一度。そっか、前回も開催期間中に行こうとして行けなかったんだけど、あれから3年経っちゃったのか……。

 

 

瀬戸内国際芸術祭とは、香川県は高松市やその周辺にある瀬戸内海の島々を中心に繰り広げられる現代アートの祭典。ワシが大好きでしばしば日記にも出てくる「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」が「里山アート」なら、こちらは「島・海アート」とでも言いますか。ちなみに二つの芸術祭は共通項が多いですが、メインスポンサーとプロデューサーが一緒ですから、然もありなん。

 

 

そんで、なんで渋谷かと言いますと、過日、新宿で打ち合わせをしていて終わったところでtwitterを見たら、渋谷ヒカリエで開幕直前展をやっているというのを発見しまして、今日は土曜日、この後しばらく予定もないからちょっくら行ってみるか、と足を伸ばしてみたものです。

 

 

ヒカリエ8階の、いつも主にアート系の展示をしているエリアの一角に設けられた直前展は、正直、ボリュームと情報量しては物足りない。横尾忠則デザイン/永山祐子設計の新しい展示建築物、安藤忠雄の新ミュージアム、それぞれの模型と、これまでを振り返ったパネル展示が主。

 

 

「瀬戸内〜」のボランティアが「こえび隊」で、「大地の〜」のボランティアの「こへび隊」は、ここから来ているのか!という、ワシだけが楽しい気付きなんかもありましたが、もちっと、作品や作者が分かりやすい展示だと良いなぁ、と思いつつ、やっぱりこの島々に行ってみたい!とは思えました。

 

 

越後妻有と瀬戸内。この全く違う二つの場所で行われている芸術祭に惹かれるのは、なんとなく、自分のルーツなる土地への思い入れもあるのかもしれません。ワシは田舎と呼べるところを持っていませんが、親の出身地と言うことなら、父方は新潟県(とはいえ加茂市なので越後妻有エリアからは山幾つか超えますが)、母方は広島県呉市と瀬戸内に面した場所。

 

 

その、そんなに遠くない所縁の場所で、大規模且つ継続していて、比較的成功していると言える芸術祭が開かれていることは、なんとなく、嬉しいものです。閑話休題。

 

 

瀬戸内国際芸術祭は、春シーズン、夏シーズン、秋シーズンと、三回に分けて開催されるようです。既に、春シーズンに行くのは厳しそうですが、今年こそどっかにねじ込もう!という決意を、(写真の)ガイドブックを買うことで示してみました。笑。