コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

恩師を参る

一昨日の3月1日土曜日、自由が丘にほど近い九品仏にあります「浄真寺」に行って参りました。目的は、大学の、ゼミの恩師の、墓参り。


ワシが大学の3,4年に師事した……とまで言えるかは分かりませんが、ま、ゼミの先生だった方は、六年前の三月、大学講師の退官を目前にした75歳の春に他界しました。直前まで教鞭をとり、ゼミ生の卒業審査をしていたので、まさに急逝。その時の驚きと嘆きは、こんな日記を書いておりました。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=741586524&owner_id=65677
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=742661328&owner_id=65677


このゼミのことですと、「ゼミラリー」というイベントについて何度か書いておりますが、ゼミの存在した30年以上に渡るメンバーが集まる年に一度のイベントがあり、それは先生が亡くなった後も、遺された教え子たちで続けていて、このゼミの「つながり」を特徴付けています。


この日はその七回忌、ってことでOBOGが40人近く、またも30年以上の年代に渡って参集し墓参会となりました。その後、自由が丘で「プチ偲ぶ会」と銘打って宴席。もちろん一次会で終わるわけもなく、二次会で入ったチェーン系のお店では在庫のワインを品切れにするまで飲んで、さらに三次会に行った人はそれぞれの終電まで飲んで、三々五々、解散していきました。

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このゼミは、日芸文芸学科には珍しく「広告(制作)」をメインにしたゼミだったのですが、ここで先生に学んだことは結果、ワシのその後の仕事、フリーで始めたデザイナー・イベント仕事から、その後の現勤務先での宣伝・イベント業務などなどに、大きく役に立っています。でもそれ以上に、この他年代に渡る「つながり」を遺してくれたのが何よりの財産……それも、ワシらも集まる度に言ってますし、テキストにまとめる時も毎度のように言っていますが、それをまたこの日、強く実感しました。


今の時代、親子ほども年の離れた人たちがここまでつながれる機会なんてそうそうないと思うのです。ワシは幸いにして通う神社という場がありますが、そんなのはむしろレアケース。ある程度メンバーが固定化され、全OBOGとはいきませんが、それでもゼミの何かがあれば集まってくる人は数多くいるわけで。


その中心には先生がいて、その教え子たちはそれぞれが先生の元に行くまで、あるいは行って後までかもしれませんが、先生のことは忘れないと思います。結構、本気でぶつかりあった先生なので、喧嘩っぽいこともありましたが、今はただただ、感謝。


今回も遊んでくれた皆さん、ありがとうございました。そして今回の墓参会をまとめてくれた幹事の皆さんにも大きな感謝を。