コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

芸術の土台〜皇室文化展

六本木一丁目駅近くの泉屋博古館分館の特別展「明治150年記念 華ひらく皇室文化 ―明治宮廷を彩る技と美―」観に来た。友達のポスト見て来てみたけど、やー、すごい、嘆息漏れる華飾な美術品の数々。

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語弊があるかもだけど、やはり権力と信仰は素晴らしい芸術を産むな。これは時代も、洋の東西も問わない。

帝室技芸員を始め皇室お抱えの芸術家たちが、パトロンを得て生み出した作品の数々は豪華絢爛。食器や磁器などの花鳥柄、金彩の鮮やかさはもちろん、印籠、硯箱、引出物の菓子器「ボンボニエール」などの小物に凝らされた技巧も素晴らしい。

そんな数々の中で、最も感銘を受けたのは濤川惣助の「月花図七宝皿」。この作者のことも、七宝焼きというのも無学にして知らなかったが、これは美しすぎた。この人、あるいは七宝焼きの美術展とかあれば行きたいメモ。