コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

ゴッホ展〜ハーグ派から印象派への作風の変化

近年、小説や漫画の題材としてよく見かけ、以前より気になってたので「ゴッホ展」行ってきた。上野の森美術館

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画家として生きていこうと決意してからの作風の変化を見ていける展示なのだけど、小説漫画で読んだアレがこの辺で影響してるのかなぁ、なんと思考が巡って面白い。

 

で、ワシは絵のことはとんと分からぬ、という前提での感想になるけど。

 

ハーグ派に入るらしい初期作は正直パッとせず、交流があったとして展示されている他の作家に比べても描写力が甘く感じる。でも、この頃から構図はすごい良い。何枚も習作を描いては見つけ出したんだろうな、という気がする。

 

で、印象派として分類される時代から、絵の魅力が一気に花開く。色の使い方や筆運びの躍動感が一気に変わり、言い方アレだけど“ゴッホ感”が絵を覆い尽くし、絵から感じる圧も変わってくる。

 

しかし、この辺の感想は、ぶっちゃけ「知識として知っているゴッホの名作からの逆算」で感じている、情報ありきの感性である可能性も高く、その辺のことって難しいよねー。まぁそれも含めての「自分がどう感じたか」で良いんだろうけど。

 

でも「絵の構図」のなんたるかがなんとなく分かるのは、漫画「ブルーピリオド」のおかげかもしれない。美術史にすら疎いワシだけれども、「絵の理屈」まで含めてきちんと勉強したいものであるよ。