コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

孫連

母方の祖父母の話。といっても祖父は、ワシの生まれる前に他界していて写真でしか見たことが無いのですが、戦時中は呉の海軍工廠で将校を勤めるような人だったとか。で、祖母は96歳で亡くなる直前まで元気な人で、亡くなる数日前に目眩がしたからと娘が救急車を呼んだら、救急車が来るころには復活していて、自分の足で救急車に乗り込んだというほど。


昨日は、そんな祖父の37回忌と、祖母の13回忌の法事をまとめて行いました。祖父母の暮らした叔母の家(といっても同じ船橋市内ですが)に坊さんを呼んで経をあげ、その後墓に移動して墓参。


ところで、祖父母には4人の子供と6人の孫がいまして、まぁ孫ってのはワシとその従兄弟たちのことなのですが、このまごつくたちで「孫連」というチーム(?)を作っています。といっても一同に会するのは数年に一度ですが。で、昨日はこの孫連のほとんどが集合。ワシ以外は皆配偶者持ちでそれも連れて来ているので、実質二倍の人数。


初めて孫連……というか、母方親戚一同の法事に参加する兄嫁が、行くまではとても緊張してましたが、帰るころにはすっかり上機嫌で仲良くなっている……そんな気さくなキャラばっかりだったりします。不思議なことに、それぞれの配偶者も気さくなんだなぁ。


さて、墓参の後は会食で、叔父の奥さんの案内で行きましたるは「サロン鈴木」……えっ?美容院?と思ったのはワシだけではないようでしたが、なんでも「自宅レストラン」を名乗り、本当に住宅街の中にある自宅で料理を振る舞う一軒家のお店です。


自宅レストラン サロン鈴木
http://www006.upp.so-net.ne.jp/saronsuzuki/

こっちのサイトの方が料理がきちんと乗っているっぽい?
http://www.geocities.jp/cafe_portfino/index.html


玄関を入ってリビングに通されると、本当にただの「自宅」。ある意味ではくつろげます。そこかしこに飾られる装飾品は古伊万里を中心に雑多な雰囲気。料理を作る旦那さんは元々は世界中を飛び回るカメラマンだったらしく、賑やかな女将さんは料理を運んできたりお酒を勧めてきたり、なんか、本当に親戚の家に遊びに来た感じ。


こちらもまけじと、というか実際の親戚どうしですから、貸し切りのリビングで料理や酒をつつきながらわいのわいのと楽しみます。法事であることを忘れてないか?


料理のほどは、「美味しい家庭料理」というのが相応しいかと。街のレストランのような洗練された感じはありませんが、いろいろ珍しい食材もあったりして(個人的に面白かったのはニシンの刺身。刺身では食ったことなかった)楽しいです。ただ、思ったより値が張るのでコストパフォーマンスは少し悪めかも。酒は、その時置いてあるのを出してくれる感じですが、この日は「紫の焼芋」なる芋焼酎が美味すぎました。


すっかり満腹&酔っ払ってお店を出ても時間はまだ16時、夕焼けにも早い時間です。楽しみ足りない孫連のほとんどと叔父とで近くのカラオケに行って飲み直しの歌いはじめ。当初目的を忘れたとしか思えない賑やかさで夜は更けていくのでした……。