コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

トリックスター

友人から、「スター・トリックが面白いらしい。見に行くぞ!」というメールが来て「もしかして、スター・トレック?」と返したら、「最近はそうもいうらしいね、行くぞ」と反省の色すらないお誘いを受けて、最終的にスケジュール上は「トリックスター」というタイトルの映画を見に行くことになっていた、スター・トレック観賞@土曜日。


スター・トレックは、これまでの人生で幾度となくニアミスをしてきたのに、実はテレビ版もノベライズ版もきちんを見たことが無かった作品。いわば、10年住んでるアパートで、お隣さんの生活感は分かっているけど顔は見たことがない、みたいな感じです。


というワケで、きちんと見た初めてが、この今回公開された映画版。それにしても、登場人物や舞台設定に知っている単語が多いこと多いこと。ワシがこれまで読んできた物語や、友人たちとの会話で知ったペーソスが、ここに詰まっているな、と感じます。


すなわち、それだけ後世に影響を与えている作品なんだな、と。


映像は、古典SFを現代の技術でリメイクするとこうなるんだろうな、という感で、キャラの設定や見た目、衣装なんかは60年代70年代に製作されたSF映像作品の体を保ちつつ、出てくるCGやエフェクトは派手派手、という、一見ミスマッチな感がたまりません。


シナリオは、最初に感動の山場を持ってきてしまった感がありますし、どうにも説明不足に感じる描写や、後半に行くに従って心理描写が簡素になっていく感はありますが、結局のところキャラ立ちがしているのでそれもたいしたマイナスには感じません。


そう、いわば過去のスター・トレックという遺産を最大限に活かして作り上げているな、という感じでしょうか。古くささすらも演出、のような。


シリアスなんだけどおバカ。SFってのはそれが楽しいよなー、と思っているわけですが、その一つの形を本作で見た気がします。





銀座で観賞しておりましたので、その後はテキトーに飯。ってことで友人が好きだというしゃぶしゃぶのお店「しゃぶせん」の銀座コア地下2階店(http://r.tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13002639/)。お噂はかねがねながら、行ったのは初めてでしたが……。


これは回転寿司? そしてなんという効率的な配置!


店員さんの給仕、調理をするエリアを中心に楕円形にカウンターが配され、鍋は一席にひとつずつ割り当てられています。すなわち、みんなで来てもひとりしゃぶしゃぶ状態。これはちょっと面白いかも。むしろ、ひとりしゃぶしゃぶがフツーに楽しめるのでは?


しゃぶしゃぶの名店、「ざくろ」の系列と言うことで、肉はさすがに美味しい。豚肉、牛肉のあわさったコースに、追加で特選牛を付けてみましたが、どれも値段相応の美味しさです。ただ、ゴマだれとポン酢が、どちらもワシにはちょっと味が濃く、というかしょっぱく感じたのが残念。