コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

This Is It.This Is Entertainment.

本日は、昼は世田谷ものつくり学校で開かれている「リアル脱出ゲーム」に興じてきました。が、ネタバレありで感想を書きたいので、イベントの終わる明日以降に顛末を書こうかな、と。


でも、一言で言うなら、すげーーー面白かった!脳味噌も体もフル回転させた気分。



で、夕方はもにょっと仕事して、元々そんな気はなかったんですけど、昼間会ってた友人が「This Is It」を見に行くと言っていて、そういえば回りで見てきた人からも概ね良い感想を見聞きしていたので、ふと思い立って品川まで見に行ってみることに。何故品川かって、大スクリーンのある箱でやっているようだったので。


一応、事前予約をしたところ席はほぼ満席で、会場に入ってみても確かにその模様。それは良いんだけど、どうみてもカップル率が7割越え。当方、もちろん一人。や、映画も芝居も一人で行ってしまう人なんですが、ここまで人が多いとアウェー感漂いますな。ちなみに昔このシアターである映画を見た時は、客が5人くらいしかいませんでした。大きいシアターなのに……。


閑話休題。


ワシ自身のマイケル・ジャクソンへの思い入れは、実はそんなに強くありません。曲自体は、洋楽好きだった兄の影響で小学生くらいから聞いたことがありましたし、その頃見た彼の曲のショートフィルムには興奮したものですが、AOR好きになっていくに従ってあまり聞かなくなり、ファンの方には怒られるでしょうが、昨今の印象といえば空耳アワーで聞いたもの、とかでした。


ただ、彼の死に接し、改めて様々な映像を見たり、彼を悼むファンの姿を見て、今一度その偉大さと才能のものすごさを思い知った気がします。


そしてこの映画……というよりは、ドキュメンタリーフィルム。この映像を見る機会ができたことは、エンターテイメントを生業としたい/している自分にとってプラスだったな、と思います。フィルムはショウビジネスを創りあげる過程ではあるんですが、マイケルはビジネスディレクターではなく、エンターテイナーだったんだな、と。や、今更なのかもしれませんが。


面白いもの、誰かを楽しませるもの、誰かを幸せにするもの、それらをエンターテイメントと称すならば、その創り手に妥協はなく、関わる人々を動かすのは一つのハート、マイケルの場合なら彼のハートが、それを慕う多くの人々によって増幅していくんだな、というのをまざまざと見せつけられた思いです。


陳腐な言い方ですが、やはり彼はスーパースターだったんだな。


余談ですが、以前仕事絡みで、Gacktさんのライブに行ったことが何度かあります。彼のライブで感じたエンターテイメントへのあくなき追求とファンを楽しませるための徹底した場の作り込み。何となく、今回のマイケルの記録と被るところが多くあった気がします。きっとその高みを見据えている人は少なからずいるのでしょうが、それはとても大変なことだな、と感じます。


映画(フィルム)として万人に勧められるものでは無いですが、マイケルのファンはもちろん、エンターテイメントの世界に身を置く人なら見る意味はあるのかと思います。