コトノハのシズク Blog(仮)

肉の妖精のライフログ。

あいづをあいす〜ゼミラリー2011、準備編

先週末は、軽く日記でも触れましたが、大学の出自ゼミの毎年恒例なイベント、ゼミラリー。このイベントのことは何度か日記に書いてますが、大まかに言えば、行き先を知らされないまま集合して、行き先に向かいながらクイズを解いたり、行き先でもまたクイズを解いたりで、その得点を競う、という内容。


30年以上に渡って続いてきたゼミの先輩から後輩までが一緒になって、もちろん運営幹事もゼミメンバーがやる、年に一度のお祭りであり、同窓会のようなものでもあります。主宰していた先生は三年前に亡くなりましたが、このイベントはまだまだ続いています。


さて、今年のワシは、「オフィシャル」と呼ばれる幹事役。何ヶ月かに渡って、このイベントのために企画をし、下見をし、告知をし、運営します。そして、4ヶ月くらい前の最初のオフィシャル会議で、今年の行き先をどうしようか、と話していて出てきたのが「東北」、そして「福島」。そう、大震災の後、原発のあれこれを言われる今だからこそ、福島に行くことに意味があるのでは無いか。


とはいえ、福島に決定するまでは迷いました。地震もまだ「収まった」とは言いかねるくらい続いていますし、原発に関する報道も、何が事実で何が風評か分からない。他のところに比べて危険の度合いが高いのは残念ながら事実と思いますし、そこに、ゼミのみんなを行き先を告げずに連れて行って良いものだろうか。


でも、やはり今年は福島だろう、と。福島に行ってお金を使うことも意味があるだろうし、激減した観光産業を少しでも盛り上げたい、そして、行ったみんながその面白さを宣伝してくれれば、また人が増えるサイクルが回り始めるかもしれない。


ただ、みんなはどう思うか分かりません。だから今回は、最初から行き先を明らかにしての告知をしました。ワシらなりに、福島であり、その中でも比較的安全では無いかと推測され、イベント的にも楽しいものが出来そうな場所、ということで、行き先は会津若松。テーマは「愛は東北へ 大人の修学旅行in福島会津」。


とはいえ、告知への反応にはやはり様々ありました。懸念の声もいただき、その心配は至極もっともでしたので、正直オフィシャルとしても「そのリスクは、可能な限り避けたいと思ってますが、確かにあります。それでも来てくださるなら嬉しいです」と返すのが精一杯。後は、皆さんの思案にお任せするしかありませんでした。


それでも、例年よりは少ないものの、30人弱の皆さんに集まっていただいて、旅に出発。今年も、本来のラリーであるチームごとに車に分かれてではなく、安全面なども考えて大型バス一台になりました。伝えているのは「会津若松の方」というだけで、宿泊場所とか、細かい行き先は、例年通りのシークレットです。


てことで、まさかの心構えだけでそこそこの長さのテキストになったので、一回中断。次回、行程編、一回分のテキストに収まるだろうか……(制限は無いけど、気分的に)。





写真は、本番では無く、下見の時の味アレコレ。1枚目は8月の1回目の下見で泊まった、本番の宿泊施設と同じ町(福島県三島町)にある旅館「奥会津 のんびり館」の朝食。夕食ともどもThe旅館飯って感じで、地のものも使われてて美味。2枚目も1回目の下見で立ち寄った会津の蕎麦屋「桐屋・夢見亭」の蕎麦3種盛り。他にも水そばもあり、多少味のばらつきはあるものの概ね満足。3枚目は9月の2回目の下見で立ち寄った「元祖輪箱飯(わっぱめし) 田季野」の、いろいろ食える五種輪箱。他の郷土料理とあわせてなかなかの美味。


で、この三箇所は、どこも建物が良かったです。改造はしているんだけど古めかしい作りで、なかなか雰囲気のある中で食事(や睡眠)を楽しむことができました。

のんびり館
http://www.okuaizu-nonbirikan.jp/
桐屋
http://kiriyasoba.co.jp/
田季野
http://www.takino.jp/